2008年2月4日月曜日

永遠の放課後   三田誠広

中学生の頃、いちご同盟をよみ、さらに先生のススメで春のソナタを読み、先日書店に並んでいるのを見つけて読んだ本。

三田誠広の青春小説三部作(勝手に命名)の中では一番激しい作風でした。


これまでも、人の命や進路を命題にしたものでしたが、今回はかなりダイナミックで刺激の強いものとなっていました。

いちご同盟や春のソナタは、それなりに進路のことを考えていた中学生の私がかなり主人公に同調しながら読めましたが、今回は、ちょっときつかったかも。

両親の影が薄い、あるいは両親のことが薄情者にしか見えない主人公の周りに両親のかなり深い関係者が集まってくるというのは、なかなかない縁ですが、やはりいろいろ考えさせられる出来事です。

結果的に、両親と仕事の付き合いをしたり、仕事において助けてもらったりする。


でも、なかなか反発して素直に受け取れない。

子どもからしたら、親のすることは子どものご機嫌取りにしか見えないことがある。


「そんなことしても許してやる気はない」



でも、両親の気持ちって、意外と深いんですよね。(と、親になっていない私が『意外』なんてちょっと場違いですが)

両親のすることや両親に対して

「いつかわかる日が来る」


そういわれても、なかなかそうは信じられないですしね。


結局、親の思いを時間をかけて理解していくしか手はないわけですね。



そして、青春といえば、恋愛話。

転校生は、めちゃくちゃ人気者になるか、仲間はずれになるか、そのどちらか。

主人公も転校を経験するけれど、彼は人気者にはならなかった。

そんな彼と、学年一の人気者が親友になる。


主人公と、親友と、その幼馴染の女の子

この3人の、三角関係チックな関係が始まります。


恋愛話と書いておきながら、主人公と親友の友情が、この物語の肝ですね。
んでもって、すっごいよかった。

恋愛至上主義なんてものが世の中にはびこってますが、男同士の友情(女同士の友情に関する話を、あまり私は知らないので・・・)は、少なくとも青春においては恋愛以上に大切なもの。

実際、青春時代の恋は、いつの間にか壊れてしまうけど、友情は、大人になっても残っているから・・・(というのは、いい話を読んでばかりいるから?)


その友情が、彼らの恋愛や進路、互いの関係に大きく影響してきます。


人気者だけど非常にナイーブな親友、自分の思いに(自分では気づかないけど)正直に生きている主人公。それぞれが非常に対比的に描かれている分、実は女の子の思いが気になる。

果たしてこの恋の行方は・・・?(笑)


そして、男として、私も自分の好きな人のことが気になりだしました


・・・て、そんなのかんけいねぇ!

0 件のコメント: