2008年8月21日木曜日

ラブコメ今昔   有川浩

図書館戦争以来、というか、それよりも前からか
有川浩が、自衛隊とか軍モノを扱うようになったのは

正直、図書館戦争を読んでインパクトを受けてしまった私は、「自衛隊」と聞いても正直緊迫感はあまり感じられないのですけど、ほんとの自衛隊員とその家族は、「有事」に備え、覚悟を決めていることが、伝わってきました。
この本はタイトルのとおり、恋愛小説で、ここは実はわき道かもしれませんが、逆にそれが本筋のストーリーを強めてくれます。

「自衛隊員」に対する偏見というか、先入観みたいなの、誰しもあると思います。
自衛隊員といえば、軍隊らしくきびきびしてる、とか、怖い、とか、わらわない(笑)とか?

実際はもちろん、人間らしく、砕けたところもあるだろうし、人間味あふれた集団なのでしょうが


こういう話は、たいていそういうイメージと現実(あるいは物語)のギャップを使って話を作るところが多い(のではないか)と思うんですが、

この本では、自衛隊という特殊な世界は前提としてあるものの、書かれているのは割と普通の(?)人間模様です。
そして、その特殊な世界に身をおいているからこそ,描かれる恋愛や考えが映える


隊員同士の結婚はいいが,子を持つなら自衛隊の共働きはやめたほうがいい


この発言の真意に、ドキッとしました。

自衛隊員でなければ、そうでなくとも、危険な思いをして生きていなければそもそも考えない発想が、ここにありました。


詳しくは本書を読んでもらうこととして、



やっぱ有川浩いいわー

2008年8月5日火曜日

異文化の語り方 あるいは猫好きのための人類学入門   中川敏

大学のときに結構好きだった先生の著書。

授業の仕方(特にしゃべり方)と授業内容が面白くて、とっても良かった。
2冊セットになっているうちの片割れです。


文化人類学ってどんな学問?


こんな疑問に立ち向かっている本です。
あ、この中川先生、文化人類学専門の教授です・・・タイトルからわかるか。


うん。やっぱり面白い
大学で文化人類学をやらなかったのを後悔しそうなくらい、面白い。

文化が違えば言葉が違う、言葉が違うから分かり合うのがものすごく難しい。
何で難しいかっていうと、

言葉がわからないからではなくて、

言葉の背景にあるシステムが違うから。



言葉を使うって、思っている以上に使い方に制約がある。
文法や存在する単語そのものにもよるし、その言語圏の文化や社会制度にもよる。


インドネシアのエンデでは、もののやり取り(売る・買う、交換する、与える、共有する・・・)が、血縁関係になるという不思議な感じの制度も出てきます。

が、文化人類学は科学の科学、というスタンス、これがいい。
これが面白い。



異文化理解は、その文化について説明すること

こう聞くと、なんかたいしたことには思えないけど、異文化を自分の言葉で語ったときに、それはもとのものとはまったく違ったものの語りになってしまっている。それをどうやって人に伝えようか、ということです。

身近なことでいえば、例えば自分がものすごく感動した経験について人にしゃべろうとしたけど、なかなかうまく伝えられない。
そんな感じ


そんな、自分がしゃべってしまうとぜんぜん違うものになってしまうようなものについて語ること

これを述べている本です。


簡単に言えば、それぞれ独自のしゃべり方のルールや切り口があるから、そういう完全な説明(≒翻訳)は出来ないんじゃない?ていう疑問です。

そこから始まって、いつの間にか人は人と普段どのように話しているか、そういう分析までしています。



ある意味しゃべり方入門です。



ゆっくりと丁寧に、わかりやすく噛み砕いて説明してくれるこの本の語りは、本当に好感が持てます。
文化人類学なんて、と思っている人もぜひ読んでみてください。


文化人類学、なんて大仰に考えず、個人的な経験など、うまく伝えられないことをどうやったらうまく伝えられるか、あるいは、うまく伝わらない時のもどかしさを軽減させる方法を、この本では得られるでしょう。

2008年7月13日日曜日

本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである!   成毛眞

友達(でなきゃ同僚)に紹介されて読みだした本。

タイトル的にはすごく興味深かったんだけど、読んでみて、この著者には賛同できないなー、と感じた本。



いや、本をいっぱい同時に読め、というのはいいの。その良い点には私も賛同する。

ただ、話すこと話すこと、ほとんど全部著者の自慢話か見下し目線の断罪になってるのよね。説教臭いというか、、終始上から目線だから読んでるとだんだん腹が立ってくる。

決めつけるのが好きな人もいるだろうし、


大体、飲み屋で愚痴をこぼしたり自慢話に明け暮れるくらいならさっさと帰って本を読めなんて言ってる割に、この本は自慢話ばっかだし。

そんな本読ませるなって。
自慢話を本にして人に読ませるくらいなら、友達でも誘ってのみに行けっ!
と言いたくなる。





ただ、本を読め、それもいっぱい読め、という本書の主張には賛成。
私はあまり本は読んでないが、本を読むことの利点は重視してるつもりです。
しかも、いろんな本を並列で読むのも賛成。
記憶力というか、それまで読んでいた部分を(なるべく早く)思い出して中身に入り込むことの繰り返しは、絶対頭にもいいし。

まぁ、この本の主張は、そんなとこだから、正直最後まで読むことはないかも。
というか、1章だけでもいいかも。重要な主張はそこまででほぼ全部出てるから。

2008年7月5日土曜日

ラジオは脳にきく―頭脳を鍛える生活習慣術   板倉徹

考えてみたらもう2年前になるかな
バイトの夜勤帰りに近くの書店によって、そこで買った本。
すでにテレビ漬けになっていた私の生活習慣をただすという決意も込めて買った本。

だけど、読んだのは今週くらい。
すでにテレビは処分してしまっているので、テレビ漬けという状況はない。
だから、この本を読む動機の大きな部分は解消されているわけですが、



とにかく読みました。



ふむ。

脳の活性化は大切ですね(笑)

よくよく思い出してみれば、音読が脳の全体を活性化するだとか、体を動かすことが脳にとってもいい刺激になるとか、以前にきいたことのあることも多くある。
だいたい今の時代、脳を扱った本なんて山のように出てる。この本もその一つか、と思うのはいいが、本を閉じるのはちょっとはやい。


タイトルの通り、ラジオは脳にきくんです。
テレビじゃだめなんです。

ラジオとか、読書とか、ある種「不完全な」情報から、足りない部分を想像することに脳にとって大きな意味のある行為だと。
そして、特にそうした行為によって、前頭前野と呼ばれる部分が活性化するそうです。
この前頭前野、やる気の脳ともいわれ、サルとか他の動物にはほとんど無い部分だそうです。
つまり、人間が人間らしくあるのに最も重要なところ。
ついでに、集中力も使うから、ボケ防止にもいいとか。

これがテレビばかり見てると衰えちゃうよ、と。


ということで、最近ラジオをよく聞いてます。
ボケを考えるのはちょっと早いですが、いわゆる脳トレの一環として、たしなんでいきたいです。


そういえば、私のお気に入り、奥村初音を知ったのもラジオだったなぁ
意外な掘り出し物に出くわすこともあるかもね。

2008年6月14日土曜日

天国の本屋―うつしいろのゆめ   松久 淳, 田中 渉

去年あたり映画化されたのは天国の本屋シリーズの3作目。
これは第2作になります。

天寿という言葉、実はみんな一律に100歳と決められているそうです。
ところが、これがみんなが100歳になってから死ぬとなると、天国には100歳のお爺ちゃん/お婆ちゃんばかりになっちゃう。
だから、若いうちに天に召される人がいる。そして、地上世界の寿命と合わせて100年生きると、生まれ変わってまた地上での生命を生きる


面白い話ですよね。
天国が高齢者だらけになるから早死にする人がいる


でも、たまに生きているうちに天国に行く人がいる。

そんな話がこのシリーズのネタになってます。


今回天国に行くのは、結婚詐欺師です。
まぁ、詐欺師としての才能はあまりないみたいですが、プライドはものすごく高い女詐欺師。
30歳目前で、かなり・・・いや、やめとこ

彼女が天国で任された任務は、ある公共施設建設のため、予定地に居座る老人に立ち退いてもらうこと。そのためにホームヘルパーとして派遣されます。

報酬は、10億円以上するという、施設建設費用の1%。
当初はその報酬のために頑張っていたけど、この手のストーリーのお約束として、心変わりしちゃいます。早い話が、この老人の暮らしに感情移入しちゃうと。

お決まりといえばもう一つ、朗読があります
この話、途中である絵本の一説が挿入されます。
なんとも悲しいお話ではありますが、とってもいい伏線になります。

もう一つ、詐欺師の父親とこの老人の家族、実は過去に悲しいかかわりがあったことが明らかになります。詐欺師の幼いころの思い出として語られるこの部分は、非常にもの悲しくて、ちょっと涙を誘います。




お約束とは書きましたが、いろんな要素が絡み合って、必ずしも予想通りのストーリーや結末にはなっていません。なので、というか、本とはそういうものでしょうが、試しに読んでみて、自分で感想を感じてみてください

三毛猫ホームズの愛の花束   赤川次郎

こちらも短編集

ちょっと街中に馬が出てきたり、破天荒な設定はありますが、相変わらず楽しめます。
推理小説だからか、この小説が面白いのか、一度読み始めると、最後まで読みたくなってしまいます。
自分で納得のいく結論にたどり着く前に、答えが気になって、ついつい最後の種明かしを読んでしまう。悪くはないけど、ちょっと損な読み方ですな。

2008年6月9日月曜日

三毛猫ホームズのクリスマス   赤川次郎

またしても三毛猫ホームズです。


これは前にも読んだことがあります。
でも、もう完全に中身を忘れているので、もう一回読んでみました。

案の定、全く覚えていませんでした。
1冊で2度おいしい・・・て、あんまり喜べないな…


この本自体は短編集で、5作位が入ってます。
いつも、割と手の込んだ設定になっていて、複雑な人間関係が出てきたりするんですが、この本は短編ということもあって、そこまで込み入ったことは、まぁありません。
その分トリックとかに集中できるけど、いかんせん短編なので、あっという間に解決ししまいます。
一気に読んでしまうと、自分でトリックを解明しようとする前に種明かしされてしまいそうなくらい、スピード感にあふれています。


ということで、てっとり早く推理小説を読みたい方、こちらをどーぞ(笑)

忘れかけていた大切なこと ほほえみひとつで人生は変わる   渡辺和子

母親から借りて読んでいた本です。
といっても、1年以上かかりましたが・・・

実は、著者のこと、私はほとんど知りません
もし知っていたら、この本から感じたものはもっと強烈に心に響いたことでしょう。


しかーし!
著者を知らなくても、知らなかった私にさえも、このエッセイは深く心に響きました。

本の中身とはずれるんですが、

神を信じるか?
こう聞かれて、私はまず間違いなく

信じない

と答えるでしょう。

すくなくとも、本当にいるとは思っていません。




でも、神がいないということもまた、違うと思います。



好きなマンガに、こんな一節がありました。




「お茶でものもうよ。ちょっとくらいさぼっても誰も見てないし、ばれっこないし、女子高生とお茶飲めるなんて幸運だよ」

「でも、俺が見てるから」



この世の中、神を信じるかどうかって、大した違いはないと思う。
でも、心の中で、自分の行動や判断の基準の中に、神を持つことは大切なことだと思う。

個人が直接社会に与える影響が大きくなっている現在、自分が自分が、という意識から一歩引いて、人間とか世界とまではいかなくても、自分のまわり位を見渡した上で考えて行動できることが大切だと思う。
そのとき、自分でも相手でもなく、家族でも友達でもなく、自分の「神」を持つことでとても落ち着いた、ある意味でリーズナブルな、バランスのとれた判断ができるようになるのではないかと思います。

「朝の2時間」で一気に、イチバンいい仕事をする!―最高に頭が働くゴールデンタイムを120%活用するコツ   松本幸夫

社会人になって、私も早起きにはなりました。といっても5:30位ですが

でも、その時間を有効活用できているかといえば、明らかにノーです。
朝ご飯食べて着替えて出れば、早い日で定時の30分前、たいてい15-10前になります。
まあ、遅刻しないからいいんですけど。


で、乱暴に言って、この本は、
  1. 午前中に頭を使う仕事、大変だと思う仕事を全力で片付けよう。
  2. 午後からは人と会う予定をどんどん入れてしまおう
  3. 仕事を前倒しで片付けて、ミス・トラブルをなくそう
という内容でした。
人間、まだ午後がある、明日でもいい、来週何とかしよう、まだ時間がある・・・と考えているうちは仕事ができない。
その点、忙しい人や重役は朝から仕事を頑張っている
それは朝がとても使える大事な時間だから

だったら、われわれ平社員も朝を有効活用しようじゃないか
とまあ、そんな乗りでしょうか。

朝の頭が働く時間を全力で活用する。
仕事を昼に先延ばしできないよう、午後からは午後にする仕事を割り当てておく。
前倒しすれば仕事ができない、残業することがなくなり(減り)信頼される(+成長・昇進・出世・成功)


すべきことの先延ばしは私の十八番ですが、結構システマティックに仕事前倒し術を述べてます。
その意味でタイトルは微妙にずれてますが、朝(午前中)の活用が大事という点は変わりありません

この本で、私の生活も変わる……といいなぁ(笑)

2008年5月24日土曜日

三毛猫ホームズの安息日   赤川次郎

つづいても三毛猫ホームズシリーズです。

そういえば、前の投稿では中身に全く触れませんでしたね(笑)

三毛猫ホームズシリーズでは、割と人には言いにくい人間の営みの部分が結構頻繁に描写されています。
四捨五入では特にそうでした。


それと同時に、なかなか言い表しにくい感情、たとえば上司に気を使いながらプレゼントを考える葛藤とか、部下の気遣いがうれしいとかそういうものもストレートに出してきています。赤川さんがこういう文章が好きなのかな?


今回は、3つの事件が同じ日に起きて、それぞれが半日で解決、夕方の食事会に間に合うことができるか?というものです。
今回事件解決にホームズは絡んでいません

じゃぁ何やってたんだ?
ていうと、また別の「事件」に首を突っ込んでます。
主役単体では物語にならないこの三毛猫ホームズシリーズで、その主役がいつもの仲間とは別行動をとってどうなるか
今までにない展開に、驚きの連続です。

もちろん、各々の事件も、予想外のからくりで度肝を抜かれます。
読んでみてね

三毛猫ホームズの四捨五入   赤川次郎

久しぶりに「三毛猫ホームズ」シリーズを読みました。
このシリーズは、中学生の頃から読んでいたけど、最近はめっきり足が遠のいてました。

登場人物の個性にもひかれますが、何といってもホームズさん(!)とのやりとりが面白いし、感心します。
ホームズの「話」を「聞く」というのもへんですが、


この小説の面白いところは、猫が探偵だというところにあるのでしょうが、
私は、それ以上に、ホームズが「言って」いることを理解する相棒のほうに尊敬の念を持ちます。

言葉を持たない相手の意をくむことの難しさは、みんなわかると思います。
それを日常的に(まあ、本の中、事件の中だけですが。)やってのけ、そうして事件を解決する片山さんに、拍手!

2008年5月6日火曜日

フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる   築山節

節って、たかしって読むんですね・・・


最近、あまりにも勉強しないので、そのうちバカになるんじゃないか、いや、もうバカになってるんじゃないか・・・

そんなことを考えていたときに書店で見つけたものです。
・・・といっても、買ったのはそれよりも半年くらいあとですが


脳神経外科医の著者が、その経験からぼけたり、頭がうまく働かなくなったりしているケースを取り上げて、いかに正しく効率的に頭を働かせられるようにするか、ということを書いています。

脳はぼけるように出来ている、脳は環境から作られる、特に後者は、日頃私も感じていたところです。


結局、ある程度不満がある状態が脳にはちょうどいい、という感じでしょうか・・・

考えたり何かをしたりする必要がないとき、非常に簡単に脳は働くのを怠けてしまう。

あること一筋に集中しようとすると、それが脳の働きに偏りを生み、結果生活や仕事に影響するようなトラブルを起こしてしまう・・・
現代の、便利な世の中では、どうにも恐ろしい話です。

私たちは、何かと便利になることを望みます。
いろんな発明や発展も、いかに便利にするか、以下に(無駄な)労力を省くか、ということを目的にしています。

「人間は発明して怠け者になっていく」

だれがいったことだか忘れてしまいましたが、いつしか労力を省くつもりが、努力を省いているような気がします。

自分と考えの違う人やもの・情報は排除し、自分の好きなものに囲まれて生活する。
特にインターネットでは検索エンジンやweb2.0などでかなり実現されてきています。

それが、逆に人間の頭を働かせないようにしてしまっている。


間違いじゃないというか、少なくとも今の若者が我慢が出来ないとか、視野が狭いとか、頭でっかちとか、いろいろいわれていることの原因の1つにはなっていると思います。


一度に2,3のことを同時進行で進めて管理する、というような、予防策も載っています。

この本のキーワードは、前頭葉です。


自分の頭になんとなく不安がある人、読んでみてはいかがでしょうか?

詭弁論理学   野崎昭弘

屁理屈や強引な論理、はたまた論理のすり替えなど、割と論理的に論筋を捻じ曲げる。

公共のマナーの低下に伴って、こうした強引で自分勝手な自己主張が謳歌している。


いわゆる詭弁


古くは古代ギリシャですでに詭弁の問題が扱われている


で、序章はいかに詭弁に引っかからないようにするか、後半は論理学の有名な問や、パラドックスの問題を出し、論理学的に解答を示している。
SEND MORE MONEYや天国の道とうそつき番人の問題などの古典的なものから40日後に従者を殺さなければならない貴族の問題など、どれもアタマを使うものばかり


後半はほとんどパズル本になっていたけど、論理学的にも難しい問題に触れられるだけでも価値はあると思います。


でも、やはり、相手の話をまったく聞かない相手や、ひたすら自分の主張を続けるような「問題児」への対処を書いているのが面白い

割と、著者の経験談が出てくるから、それもいいですね


論理の問題や詭弁が、難しいものばかりでなく、なるほど~とわかる快感や、思わずくすっと笑ってしまうような面白おかしい問題もあるのが、よくわかる。

面白くてためになる(だまされない)考え方を身につけられるのは、この本です!

2008年2月8日金曜日

脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力が高まる   築山節

フリーズする脳の著者のシリーズ(?)2冊目

帯には「仕事が出来る脳、若々しい脳を取り戻す生活改善マニュアル」とあります。
やっぱり、結構身につまされる部分がありました。


私は結構引きこもりがちになります。
休みの日とか、テレビやビデオ見て、ちょっと買い物に行って、という生活をすることがある。

脳は使わないと使っていない部分が衰える。だから、普段からいろいろ使わなきゃいけないと。
特に大事な前頭葉を鍛えるために家事をしたり料理や掃除・片づけをしたり、そうしたちょっとめんどくさいと思えるようなことからでも鍛えることは出来る。

でも、それ以上に、人と話をしたり、時間の制約のある生活をして、社会性を持った暮らしをすることが大切。



さて、私にあるかな?

学生だということに胡坐をかいて、昼から大学行ったり。
引きこもっていたり・・・


最近忘れっぽい。

家の外に出たとたんに忘れ物を2つ思い出して、そのうちの1つをとって、もう1つを忘れて家の外に出てきちゃう・・・


考えていることをずっと保っていられない。すぐに忘れちゃう。
人と話していて、その人の名前を不意に忘れちゃう
思い出そうとしても、なかなか思い出せない。


ちょっと危険だったりして・・・(汗)

2008年2月4日月曜日

永遠の放課後   三田誠広

中学生の頃、いちご同盟をよみ、さらに先生のススメで春のソナタを読み、先日書店に並んでいるのを見つけて読んだ本。

三田誠広の青春小説三部作(勝手に命名)の中では一番激しい作風でした。


これまでも、人の命や進路を命題にしたものでしたが、今回はかなりダイナミックで刺激の強いものとなっていました。

いちご同盟や春のソナタは、それなりに進路のことを考えていた中学生の私がかなり主人公に同調しながら読めましたが、今回は、ちょっときつかったかも。

両親の影が薄い、あるいは両親のことが薄情者にしか見えない主人公の周りに両親のかなり深い関係者が集まってくるというのは、なかなかない縁ですが、やはりいろいろ考えさせられる出来事です。

結果的に、両親と仕事の付き合いをしたり、仕事において助けてもらったりする。


でも、なかなか反発して素直に受け取れない。

子どもからしたら、親のすることは子どものご機嫌取りにしか見えないことがある。


「そんなことしても許してやる気はない」



でも、両親の気持ちって、意外と深いんですよね。(と、親になっていない私が『意外』なんてちょっと場違いですが)

両親のすることや両親に対して

「いつかわかる日が来る」


そういわれても、なかなかそうは信じられないですしね。


結局、親の思いを時間をかけて理解していくしか手はないわけですね。



そして、青春といえば、恋愛話。

転校生は、めちゃくちゃ人気者になるか、仲間はずれになるか、そのどちらか。

主人公も転校を経験するけれど、彼は人気者にはならなかった。

そんな彼と、学年一の人気者が親友になる。


主人公と、親友と、その幼馴染の女の子

この3人の、三角関係チックな関係が始まります。


恋愛話と書いておきながら、主人公と親友の友情が、この物語の肝ですね。
んでもって、すっごいよかった。

恋愛至上主義なんてものが世の中にはびこってますが、男同士の友情(女同士の友情に関する話を、あまり私は知らないので・・・)は、少なくとも青春においては恋愛以上に大切なもの。

実際、青春時代の恋は、いつの間にか壊れてしまうけど、友情は、大人になっても残っているから・・・(というのは、いい話を読んでばかりいるから?)


その友情が、彼らの恋愛や進路、互いの関係に大きく影響してきます。


人気者だけど非常にナイーブな親友、自分の思いに(自分では気づかないけど)正直に生きている主人公。それぞれが非常に対比的に描かれている分、実は女の子の思いが気になる。

果たしてこの恋の行方は・・・?(笑)


そして、男として、私も自分の好きな人のことが気になりだしました


・・・て、そんなのかんけいねぇ!

2008年1月31日木曜日

「超」整理手帳4コミュニケーション   野口悠紀夫

これまでの「超」整理法の総括のような形でまとめられた本、社会の変化で重要度の高まった、組織内のコミュニケーションに関する内容をまとめたもの。

FAXやメールなどを使うことで、より意思疎通を効率よく行おうという提案が主なもの。


日本の組織では直接会って話したり、電話を受けたりすることが多くて、それが煩雑だと。
言い間違えや言った言わない論争など、問題もあるとか。

それをメモを渡したりメールしたりすることで、迅速に連絡を済ましたり、会議が減ったり、リマインダーとして手元に残るメリットがあったり、、、という提案でした。


実は、これまでの「超」整理手帳の主張の繰り返しの部分もあって、私自身、なるべく紙を使って連絡ごとをしようとしていました。

でも、面倒だったから続かなかった。
紙に書くってことが、意外とエネルギーを使うことと思い知ったからでもあります。

なんか、書いている時間がもったいないというか、もどかしく感じちゃうんですね。

「すぐそこに相手がいるのに」
「言ってしまいたい。言ったらすぐ終わるのに」

その面倒くささが、その後に待っているはずの効率的なコミュニケーションの達成に勝ってしまうんですよ。

それに、相手は紙で渡すことのメリットを理解していないのではないかという不安があるんですよね。
つまり、あいてはかみをもらっても
「そんなことしなくても話せよ。」と思っている可能性があるというか高いわけで。


ちなみに、メールは野口氏と同感で、山のようにメールを受け取ると優先順位をつけるとか、リマインダとするとか、それど頃じゃなくなっちゃうんですよね。

私も、メールチェックはよくするし、メールで受けた用件はメールで管理できるし管理すべき、だということは感じるけど、メールの用件は必ず手帳に写しておかないと忘れてしまうことを体感しています。

Gmailをつかっているので、ほかのメールよりはそういう管理もしやすいんですけどね。
いまいち使ってないです。
ラベルとか、スターとか、今後改善の余地が大有りです。

2008年1月22日火曜日

いいひと。

映画ではなくてドラマですが・・・

原作が好きだったから、前からちょっと気になってて、ようやく見ました。

これ、高橋しんの「いいひと。」を原作に、ドラマ化したものですけど・・・


正直、ドラマは好きじゃないです。

原作はものすごくいいのに。。。
とことん仕事にのめりこんで、ところどころ名言もつっこんで、
ゆーじが、過剰に天然キャラになって軽くなってるし、、、

高橋さんが連載中止の理由としてあげた、ドラマが原作とはまったく異なるものとなってしまったこと、というのは、本当のことでした。


草なぎさんは好きなんですけど、あのキャラであの物語じゃ・・・


ゆーじは、もっとどっかりとして周りを振り回すやつでないと・・・

テレビ局(どこだったっけ?)も、もうちょっとちゃんと原作読んで再現してよ!って、思ってしまいました。

いくらなんでもあんまりだ・・・と、ちょっと感じました。
といっても、ドラマでやるならこうしかできないのかな?

2008年1月10日木曜日

8月のクリスマス

邦画って、テレビにするとあんな感じになるのかな?
なんとなくトーンの暗い感じ?

これもいい感じに暗くて、しかも哀しい物語でした。


途中から見たので、なかなかぴんと来なかったけど、後から調べて思い返すと、なるほど・・・という感じでした。

なにやら、主人公さんは思い病気にかかっていたらしいですね・・・(笑)
設定の部分がまるっきり抜け落ちていたからボーっと見てしまった・・・(泣)


重い病にかかっても自暴自棄になったりするのではなく、自分にとって大切なことを地道に積み上げていく。

その相方となる女性は、若く明るい性格で、でも男の人のことが好きで精一杯愛を表現している。


2人の対比が見事でした。

後半に行くにつれて、次第に暗雲が立ち込めてくる感じですが、悪いことばかりではない。
でも、何かがおかしい。

深い付き合いをしていく中で、どうしても打ち明けられないことというのはあるのでしょう。

でも、それがいつか明るみに出る。
そうなったときに、2人の中はものすごくゆれる。

相手のために・・・


といって隠していたことが、

相手にしてみたら


そんな大事なことを隠していたなんて許せない!


って、なるんですよね。

隠していた、で済めばいいけど、場合によっちゃ、だましたんだな!って詰め寄られることにもなりかねない。


そういえば、レインツリーの国でも似たような展開があったっけね。
そのときは自分が犠牲になって相方を助けるということ、あるいは自分の持つ障害のこと

もしかしたら、男女の考え方の差なのかも・・・というのは有川さんの1つの考え。


でも、そういう大事なことを話すのって、ものすごく勇気がいること。
それを話すことでこれまでとても仲良かった関係が簡単に壊れてしまったり憎しみに変わったりしてしまう。

それを乗り越えれば、2人の絆はさらに深まるんだろうけど、その勇気って、どこから出てくるのでしょう?

相手との信頼感?
自分自身に対する自信?
投げやり?


結局のところは投げやりなんじゃないかって、そう思います。
いくら自信があっても、相手を信じていても、2人の関係が壊れてしまう不安・恐怖はどうしてもぬぐいがたい。

となったら、もうどうとでもなれ!といわんばかりに、思い切って実行に移す。
って、実はこれ、羽生さんが「決断力」で言っていることですね。


ということは・・・

深い絆で結ばれた2人は、実は大博打に勝った2人、ということなのでしょうか?



・・・それもなんだか夢がないな・・・

2008年1月8日火曜日

虹の女神 Rainbow Song

これも年末年始の深夜にやっていました。

ホームメードって感じの雰囲気で(これまで暗い感じとかいっていたの、こういう感じだ!)とってもよかったです。
なんとなく悲しい雰囲気がある映画、好きです。


・・・といっても、実は途中からしか見てないから、細かい設定とかはあんまりわからない。

テレビ局に勤める女の子と友達って感じの男の二人が、割と真剣に恋愛してます。
結末がどうとかは、ここではいいませんが、こういう話、好きです。


・・・て、話について何も言っていないのにすきも何もないですな

一度は男はお見合いパーティでであった女の子と付き合います。
が、いろんなうそが重なって、破局となります。
では、そのあと定番どおり女の子の元に行くのか・・・?


恋愛って、面白いですね(見ている側からは)
んでもって、恋愛って永遠の人類のテーマになるのでしょうね。
いい男/女、モテる男/女、みんなにもてる/もてない
相手によっても状況にもよっても時によっても違う。
多くの人に関係する応用問題

私も、私なりの答えが近いうちに出せるように・・・

2008年1月7日月曜日

奪還 アルカトラズ

この前テレビでやっていたのを、つい見てしまいました。
というか、テレビをつけたらやっていて、雰囲気的に面白そうだったので、録画して、論文書きの休憩と食事中に見ました。


ごく普通のアクションものといえばそれまでですが、すごい殺し屋がいたり、潜入スパイがあったり、人質交換の駆け引きがあったりで、緊迫して、本当に楽しめました。


舞台が超ハイテクの監獄で、そこにヘリを落とすなどというかなりアナログな方法と、かなり高度なハッキングで難なく侵入してしまう奴らに軽く興奮を感じました。

主人公さんは、めっちゃ強くて、監獄の監視員を張り倒したり、殺し屋と打ち合ったりするところがかっこよかったかな。



でも、やっぱり一番は殺し屋さんでした。
敵役で、最後には死んじゃったけど、主人公の相方(というか、こっちも主役)を素手で一蹴したり、長いコートを持って颯爽と歩いたり走ったりする姿を見て、つい見とれてしまいました。しかも美人だったし(笑)

後で調べたら、ニア・ピープルズでした。
長髪の写真も見つけたけど、今回のように、短くしていたほうがきれいでした・・・って、映画のレビューじゃないや、これ(笑)


私にとって、この作品に限らず、閉じられた世界でのやりあいっていうのが、面白く感じられるところなのかな?
ここからは出られない、でも、このままだとやられちゃう、、、っていうような世界のドラマが面白いんでしょうね・・・