2007年12月28日金曜日

AVP2 エイリアンズvs.プレデター

公開初日に見に行きました。<小>(本当はこんな余裕ないはずなんだが・・・)

前作の続編となるんですが、舞台はとあるアメリカの小さな街。
前作の地価の密室とは異なり、今回は地上で派手にエイリアンが動き回ります。

そのダイナミックさが売りかと思っていたんだけど・・・


正直、そうでもなかった・・・

確かに、エイリアンの進化形も現れたし、プレデターの戦士も強かったし、そういうグレードアップとぶつかり合いは迫力があって、よかった。


でも、ちょっと物足りない。

エイリアンもプレデターも、どちらも言葉がないから、その行動が何を意図したものか、よくわからないことがある。
その上、両者の姿がかなり似ていることもあって、どっちが勝っているのか、何がなんだかわからなくなってしまうことも・・・


あと、特に後半戦で、せっかくスケールアップさせたのに、消化不良って感じのする作品でした。

まぁ、そこんとこは続編に期待したいですね。(もしも出るなら、だけど・・・)

2007年12月26日水曜日

光の帝国 常野物語   恩田陸

短編集です。

東北(そうだったっけ?)の方、柳田國男の遠野物語がヒントになっているようだけど(解説より)、常野と呼ばれる土地から来た、超能力のような特殊な能力を持つ一派の物語。

といっても、国を支配するとか、権力や力の争いとかではなく、普段の我々の日常生活の中の物語が語られていきます。

まぁ、さすがに特殊な能力のある人の話なので、我々凡人(?)の物語とはちょっと違いますが、穏やかな生活や、逆に悲惨な事件の語り口は帝国というタイトルを忘れさせてしまいます。

タイトルからしても、帝国の主は彼ら、常野の人たちなんですが、実際に帝国のように牛耳ってるのは普通の人間、牛耳られているのが常野の人です。


日本という国で、とても際立った能力を持つ人がいかにつめを隠して生活しなければならないか、その苦しみが伝わってきます。

現実世界で障害者など、個性の強い人を見るときの(日本)人の目はかなりきつくなります。
だから、障害者は縮こまって生きていかなきゃいけなくなっているし、苦しんでいる。


強い力を持っていること、恵まれた環境にあること。
それは、人からうらやましがられてしまうが、本人にとってはそのことが逆に苦痛になっていたりする。

人は傍からはわからないというが、恵まれているから苦しいこと、ということもあると思います。
そして、人はそういう点において、非常に無頓着です。

あなたのために・・・といいながら、おせっかいをし、それが疎まれると、あなたのためにしているのに・・・と逆恨みする。
そんな善意の押し売りがとてもうっとうしくなるときがあります。



なんか、まとまらない上に話がそれましたが、常野の人々は今、着々とどこかに集まろうとしています。新しい動きが起ころうとしています。
その種もまかれました。
中心人物の目覚めも間近です。

人間には、(超能力ではないにせよ)大きな可能性、力を持っています。今はまだ発揮できていないかもしれませんが、その力は大きい(はず)です。

以前は能力を活かし、1箇所で豊かな暮らしを営んでいた一派が散り散りになって細々と身を潜めながら暮らしていました。彼らが再び力を取り戻すのか、このまま衰えてしまうのか・・・

物語は、これから始まります。

2007年12月18日火曜日

1リットルの涙 難病と戦い続ける少女亜也の日記   木藤亜也

この前、テレビドラマの再放送をやっているのを見て、不意に読みたくなって読みました。

ちなみに、ドラマでは、第8話が大好きです。

亜也がたまたま一人だけいなくなった教室で、本当はあやの援護をするのが大変だ、という結論になりかけた場面で、麻生ハルト(漢字忘れた・・・)が反論して教室を飛び出して、亜也の車椅子を押して、そして亜也がハルトにさよならをいう場面。

さよならをいう亜也も強いけれど、教室で一人しっかりと亜也を見て、亜也を応援する彼が、とてもかっこよかった。
一人反論するのがかっこいいというのもあるけど、それ以上に、弱者をかばうのでもなく、えこひいきするのでもなく、かなり公正な立場からみんなに矢を向ける彼が、とてもまっすぐな人に見えた。

「みんな、ずるいよ・・・」


あ、話がそれました。

これも、原作を観る前にドラマを見てしまいました。
でも、テレビはテレビでやっぱりすごい。
原作から、あそこまで話を膨らませられるのだから。

原作にはない部分で、いろいろ感動したし、原作を読んだだけではぜんぜん考えなかったことも考えさせられたし、いい原作+良い構成で出来たものは、見る価値がある、と思いました。
といっても、結局のところ私がテレビドラマを好きだってことだけですが・・・


この本のタイトルになった部分や、最後の部分の亜也の書いた詩の中身とか、すごい力のこもった文章になってます。

現実が残酷すぎて・・・とか、1リットルの涙とか、まともに生活している限り、絶対に使わない語彙が出てきます。



彼女の、脊髄小脳変性症が、知能には影響せず、ひたすら体が弱っていくということから、彼女は意識は正常なまま、ひたすら体が動かなくなっていって、最後には寝たきりの状態になってしまいます。

これほど残酷な病気はない。。。
そう思います。


同時に、今年の春、教授と話していたときの話を思い出しました。

特にアメリカで議論になっていることだそうですが、ほとんど植物状態になっている障害者を生かしておく意味はあるのか?ということ。

少なくとも健常者側から見る限り、ただ生きている、生命活動を行っているというだけのことで、人間らしく生きているわけではない、そういう彼らを生かしておく意味は何だ?という疑問です。

私自身は、生きている以上行き続けること事態に意味はあると思いたい人間ですが、じゃあ、その目的は何か?いいことはあるの?ときかれると、まったくわかりません。

人間は、生きるか死ぬか、という選択を自分でできることが人間として生きることだと考えていました。
ただ、重度の障害者は、自分が生きていることがつらい、とか、自殺したいとか、考えられるとは限らない・・・
もちろん、自殺するということは自分だけで決めていいことではないのはもちろんですが、それを選択肢として考えることが出来るということが人間の人間らしいところではないかと・・・

ふとそう感じたとき、いかに自分が健常者として生きてきたか、障害者のことを考えられなかったかを思い知らされた気がしました。
私自身、重度の障害者には数えるほどしか会ったことがありません。かかわったことがある人は、さらにほんの一握りです。


「人間、生きてさえいれば、もう勝ったようなもの」

私の好きな大河ドラマの一節です(うろ覚えですが・・・)

結局、これも健常者の考え方ですね。
まさにその日を生き延びることに必死なひと(生活の問題ではなくて、生存の問題として)もいるのに、贅沢な話ですね、生きるか死ぬかを選べるというのは・・・


ながながとすみません。(つーか、ここまで読んでくれた人いるのかな??)
いらっしゃたなら・・・


ありがとうございました

2007年12月11日火曜日

脳を活かす!必勝の時間攻略法   吉田たかよし

脳を活かす、という点に惹かれて買いました。

一日の時間は、


24-(睡眠時間+無駄な時間)×脳の活性度


で計られる、という、筆者の持論が面白いですね。


で、複雑な知的活動は30分以上時間をとる、簡単な作業的なことは5分の細切れ時間でもできる
という、ノウハウ的なことから、

朝の時間は論理的・企画など、夜・夕方は人脈を広げることに使うのがよい、などというような時間の捉え方まで書いてあります。

脳は疲れを感じられないから、こまめに休憩を取るか、まったく違ったタイプの作業をはさんでいくことが大切、というのが、なるほど、と思うところ。
この前徹夜したときも、1時間おきに休憩したらずいぶんがんばれたから。

経験的にもいいと思うが、さらに、それぞれ脳の働きなどを考えて裏づけを取っている点が、脳を活かす!というタイトルに現れているのかな。

著者が医者だということで、そこのところはきちんと調べてあるようです。


ちなみに、というか、この本の説得力にかかわることですが、著者は医者であり、元NHKアナウンサーで、元衆議院議員第一秘書であるということで、時間管理は昔から苦労して、今も工夫しているそうです。


そんな方なので、「一日48時間計画」なるものを立てていたそうです。

初めに掲げた公式の、「脳の活性度」というものが重要だって。確かに、ここだけ掛け算だもん(著者談)


中にはよくある時間管理のハウツー本のようなことも書いてありますが、読んで間違いはないでしょう。

2007年12月10日月曜日

成功する「朝型人間」の勉強術・仕事術   船井幸雄

原付をバイト先に放置したため、しばらく電車での移動が多く、その電車内で読みきりました。

久しぶりに早起き・早朝活用の本を読みました。

昔は、早朝にバイトを入れて、早起きを試みたけど、結局バイト以外で早起きをする習慣はつけられず・・・


5年位前に、同著者の似た本を読んで以来でしたが、読めばやっぱり早起きしたいと思います。

修論の研究を進めるためにも早朝を活用することは大きくプラスになることですけど、なかなか出来ない。
朝寒くなってきたこのごろでは、さらに難しい・・・


でも、朝仕事以外の趣味を楽しんだり、大学の勉強をしたり、また、朝仕事して、夕方を趣味の時間としたり、成功している人はうまく朝を利用しているんだなぁ・・・と感じたしだいです。

もっとも、論理的には、早起きして生活をしている人(ばかり)を紹介しているというだけのことですが、これを読むと、早起きしようという気になるから、不思議です。


4月から就職予定。
なので、就職とともに、朝型にシフトしたいものです。

成功する「朝型人間」の勉強術・仕事術   船井幸雄

原付をバイト先に放置したため、しばらく電車での移動が多く、その電車内で読みきりました。

久しぶりに早起き・早朝活用の本を読みました。

昔は、早朝にバイトを入れて、早起きを試みたけど、結局バイト以外で早起きをする習慣はつけられず・・・


5年位前に、同著者の似た本を読んで以来でしたが、読めばやっぱり早起きしたいと思います。

修論の研究を進めるためにも早朝を活用することは大きくプラスになることですけど、なかなか出来ない。
朝寒くなってきたこのごろでは、さらに難しい・・・


でも、朝仕事以外の趣味を楽しんだり、大学の勉強をしたり、また、朝仕事して、夕方を趣味の時間としたり、成功している人はうまく朝を利用しているんだなぁ・・・と感じたしだいです。

もっとも、論理的には、早起きして生活をしている人(ばかり)を紹介しているというだけのことですが、これを読むと、早起きしようという気になるから、不思議です。


4月から就職予定。
なので、就職とともに、朝型にシフトしたいものです。

2007年11月28日水曜日

図書館革命   有川浩

ついに完結しましたね。
郁の、恋にも決着が付き、図書館vs図書良化隊の争いにもひとつの、非常に大きな動きがあり・・・


郁が予想外の爆弾を踏むところは相変わらずですが、そういうところが大好きです。

会議の休憩中の独り言が予想外の波紋を呼ぶところはすばらしい。
それに対する上官の「尋問」もまた迫力があるし、それに拳骨で応酬するところがまた郁らしい(笑)


今回の争いはまた、これまでのどれよりも大規模になってますね。
そして、改めて新たな視点を持ってこられました。
これまで、図書館vsメディア良化隊のぶつかり合いに焦点があり、その争いの戦略がまた面白い、という感じでしたが、今回はまたさらに第3の要素が出てきました。
詳しくは本書を読んでもらうとして、戦うに際してこっちがこうするとあいつらはこうするだろうから、だからこれをこうしてこうすれば・・という戦略を立てるのだけでなく、互いに想定していない第3の要素を巻き込むという手もあるんだな、と感心しました。


今回は、郁が独り立ちします。
意外と考えてます。
・・・っていったら失礼か(笑)(謝)

特に後半、ものすごく盛り上がります。
テレビも、世論もものすごく盛り上がります。
ついにメディアも戦い始めました。
すっごくかっこいいです。

あと、物語の序盤ですが、思いもよらない人が図書隊の味方になります。

諸氏の恋愛話も含め、続きが読みたくなる話です。

2007年10月26日金曜日

ブレインハックス―人生を3倍楽しむ脳科学   佐々木正悟

23:21久しぶりの更新ですね・・・

今回は、(最新の?)脳科学を駆使して、禁酒やダイエットの仕方のコツや、記憶のコツ、友達の作り方など、日頃我々が悩みを持ってしまうところを解消しようと試みています。、


実は、この本、立ち読みしていて、友達の作り方を見てなんか衝動買いしてしまった本です。

何かを記憶しようとするとき、脳は覚えようとしているものを周りの状況ごと覚えてしまうというのが、面白い。
だから、何かを思い出したとき、一緒に、あぁ、あの時!と記憶したときの状況もすべて思い出す、というのは納得です。逆に、思い出せなくなったら、記憶したときの状況を再現したら思い出しやすい、というのもなるほどです。

リラックスするならいい思い出を想起すべし。
友達を作るにはストーカーにならない程度に頻繁に会って、その上で会って楽しいと相手に伝え続けること。

その他、ストーカーの追い払い方とか、マイペースのスピードアップの仕方とか、面白いしかなり役に立ちそうな内容が盛りだくさんです。

科学の裏話とか、エピソードは、面白いし、読むだけで自分の人生も深いものにしてくれそうな話ばかりです。

何かと悩み多き方、お読みくだされ

2007年10月9日火曜日

現在愛用している「超」整理手帳の2008年版スペシャルボックスです。

手帳一式のセットに、ユーザーや製作者の声などをまとめた本。
この手帳のユーザー自体、コミュニケーションが活発ですが、こういう本を見ると、改めて面白い手帳だと実感します。

蛇腹式で、すべて広げると8週間が俯瞰できる。
課題とかの締め切りなど、時間配分がとってもやりやすい。
しかも、眺めるだけでも面白いという・・・(笑)

さらに、小型のメモ帳やtodoリストなど、便利な道具がいっぱい。

手帳のシステムは、カバーに紙を挟みこんでいる。
手帳自体がA4サイズに対応していて、(折ってもいいなら)手帳に簡単にはさむことが出来ます。
ルーズリーフみたいに穴を開ける必要もないし、はさむこともぜんぜん手間がかからない。
さっと取り出せるし、これがほしいと思ったらA4の紙に印刷鳴り目もなりしてはさめばそれだけでリフィルになる
いらないものはいらない分だけ取り外せるのでコンパクトだし。

システム手帳だけど、それ以上に使いやすい。

カバーも革や手拭い生地など、バリエーションに富んでいて、お気に入りのものが絶対見つかります。

ちなみに、私は革のものを使ってます。

amazonとか、書店で、「超」整理手帳で調べてみてください。


使えば、絶対手放せなくなります。



http://www.nogulabo.com/

2007年9月30日日曜日

山霧 毛利元就の妻   永井路子

10年前の大河ドラマ「毛利元就」の原作となった小説です。

安芸の小国人領主から1代で中国地方ほぼ全土を制圧し、戦国大名となった智将を、彼の妻を中心として描いた小説。

このドラマは、私が人生で最初に、1年間すべて通してみた大河ドラマで、とっても気に入ってます。
さいきんDVDを買って、夜遅くまで観賞していた時期もあります。

当時の私はまだ中学生。
元就の妻、美伊の方の役者、富田靖子さんがとっても美人だったのを覚えています。
ドラマでは、本当に、美伊の方が笑顔で元気いっぱい。
あの無邪気っぷりには、見ている私も思わず顔がほころんでしまいました。


さて、原作では、というと・・・
原作でも本当に明るい性格で、ドラマよりもいっそう、夫婦の性格の違いが対比されて、面白い。

戦に勝つごとに、やれほかから警戒されるだの、恨みを持つ人が増えただの、考えて沈んでしまう元就と、そんな元就を明るく吹き飛ばしてしまうような、明るくておおらかな美伊。

結婚して最初の時期はギクシャクしていましたが、次第に心を通わせあい、途中からは誰もがうらやむおしどり夫婦になっています。
言葉に出さずとも、互いの考えていることはわかってしまう。

特に元就が、美伊といると心が安らぐというのが、本当にほほえましい。
私も、ぜひそういう人と一緒になりたいものです。


「天と地がひっくり返るほどのことはない」

美伊の方の口癖。


物語の中では、これが彼女の決め台詞でしたが、ドラマでは、もう1つ、

「勝ったようにござりますな」

これもいい言葉だと思いました。


ついでに言うと、ドラマでは、尼子経久の最後の大戦の直前に経久が絵師に化けて元就に会いに来る場面が好きです。

「謀、多きが勝ち、少なきは負ける。それが、戦国の世の男のありようよ」


かっこいい。


老練な策士。
これほど頼もしい存在はいまい。

そう感じさせる一言でした。

元就も、後にこの言葉を息子の隆元に伝えているのが、印象的でした。


人と駆け引きをするときのアタマの使い方も学べるような、いろいろ面白い話でした。

2007年9月12日水曜日

平家物語(一)

浅倉卓弥氏の、「君の名残を・・・」を読んで、その元になった平家物語が読みたくなって、岩波文庫を買いました。

古文が、読みにくいといえば読みにくいんだけど、逆になれてくるといろいろ面白い。

高校のときに習った古文の知識や単語が出てくると、ついにんまりしてしまう。

「ぞ~連体形」とか、「こころぐるし」とかね


そんな、ある意味マニアックなツボはおいておいて、

実は、文章の中身はあまり覚えていません。
そのときそのときでストーリーはあるんだけど、必ずしも年代順ではないし、今ではわからない当時のいろんな習慣とかもあるしね。
山法師が強訴に来るとか、摂政の藤原某が病気になったからその母親が神社におまいりに行ったら、そこらへんのほかの参拝客と一緒に毎日お参りと勉強会をしろといわれて、やったら治ったとか。
まぁ、古文の世界ですね。


日本語だけど、ほとんど外国語だよ。
頭の中で現代語訳しないとわかんないんだもん。

でも、大筋は大体わかっているから、なんとなくは理解できる。
今は平家の全盛期
これからもう少し栄えて清盛が出てきてから、だんだん現時が出てくるんだろうね。

そういえば、まだ源氏はほとんど触れられてないな。

これからだな・・・ムフフ


一気に2つ上げましたが、本当はまだ読みだめてるのがあります。
また気が向いた頃に更新します。

水曜どうでしょう藤村・嬉野本日の日記

おそらくほとんどの方は聞いたことはあると思われる、北海道テレビ放送局、HTBの、ローカル番組、「水曜どうでしょう」の日記本です。

6年間のレギュラー番組の最終回の頃からの、番組ホームページで続けられている、ディレクターの日記が、そのまま本になってます。


番組を見ていらっしゃる方はもちろん、たぶん、みていない方もそれなりに面白いのではないでしょうか

レギュラー放送を終え、番組のDVDを発売する。
その約1年の番組の裏側、スタッフ・出演人のドラマがありました。
水曜どうでしょうという、かなり過酷な番組を作る裏側の、どたばた劇というか、彼らの不安なり、意気込みなりが、ものすごくストレートに伝わってきます。

北海道のローカル番組という、ちっちゃな集団に過ぎないという、身の程をわきまえながら、でも、ファンがいっぱいいることを感じ、実際DVDを3万8千枚以上売る。
ファンを武士あるいは兵士にたとえて、煽るような呼びかけはほんとに楽しい。

まぁ、特殊な番組とは思いますが、テレビ作成の裏側も感じ取れ、いろんな意味で面白いと思います。

特に、番組のファンの方は必読と思います。
・・・まぁ、ファンの方はすでにお読みでしょうが

番組を知らない方も、ぜひ読んでみてください。

2007年8月22日水曜日

大学院生のためのアタマの使い方   船川淳志

ずいぶん読みだめしてました。
最近パソコンを開くのが面倒くさかったので・・・

で、この本なんですが、大学院生のアタマの使い方って?と思って買ったんですが(1年以上前・・・)

まぁ、どちらかというと、就職して使えない大学院生が多い。それは何故か?どうしたらよいか?という話で、研究の話ではなかったのが、ちょっと予想外でした。


大学院生には、使える大学院生、足手まといにはならない大学院生、使えない大学院生、と、大きく3つに分類できるとのこと。

で、院卒の人が増えて、院卒も増えていると。


なぜ、使えない院卒が出るのか・・・
アメリカとかでは、大きな問題は起きていない・・・


1つは、日本の大学院が有効なトレーニング機関になっていないということ。
例えば、昔は教授が大量の研究を院生にやらせ、それが院生のレベルアップにつながった。一般企業に対してマネジメント関係の公演をやらしたりした人もいる。そういうことを通して院生が自らの研究分野だけでなく、ほかの分野も受け容れ、活用していける人材になる。

ところが、今はかなりゆるい世界になっている。そもそも、教育に不熱心な教授がいたり、教授自身が自分の研究にのめりこんでいたり

で、自分の専門分野にばかり閉じこもって、周辺分野に無関心になる、一種の「バカの壁」に陥っている人が多いのではないか。


そんなお話でした。

結局、就職して使える人材になるための、トレーニングを積むべし・・・という本でした。


アタマをやわらかくするためのクイズだとか、ブレインストーミングなどの有効なやり方とか、マインドマップの紹介とか、面白い内容もありましたし、何より就活中の私にはとても面白く感じられました。


ただ、これ、別に大学院生に限らず、大学生とかも読んでいい本だと思いました。

2007年7月18日水曜日

湖底の森   高樹のぶ子

短編集です。

表題作については、昔、NHKラジオの、「ラジオ文芸館」で放送しているのを聴いて気に入った小説です。


高樹氏の小説は、えてして暗いものが多い。
この本に載っている話もそう。

不倫であるとか、犯罪がらみとか、いろいろと訳有の恋愛が描かれる。

それがいいんだけど、どっぷりはまると人生も暗くなりそう(笑)
そのくらい、細部の描写がきれい


テーマに出てくる小物、オショロコマとか、スイカズラとか、凝ってるっちゃ凝ってるけど、それがまた面白い。


ほかにも、友情をテーマにした「光抱く友よ」など、ほんとに面白い本がありますので、ぜひ一読あれ

2007年7月15日日曜日

プラスティック   井上夢人

これは結構変わったタイプの小説で、いくつかのファイルに分けられて書かれている文章を順々に読んでいく形。

最初のほうは何がなんだかわからないというか、ありえない話が並んでいる。
それがだんだん形を成していって、最後にどういうことかわかってきます。


ほんと、最初は何がなんだかわからなかったけど、終わってみればなるほどって感じですね。

井上氏の話はいつも怖い。なんとなく先が見えない恐怖に駆られる。
別にホラーじゃないのに、本当に、何故こうなるの?あれはどうなったの?と、何もわからなくなってしまう。

だから怖い。
だからこそ、最後に何もかもわかったとき、ものすごく安心できる。安心すると同時に、また読みたくなる。

本当に、井上氏の世界に引き込まれてしまう。
病み付きになるわ、これ。

コロリ力   佐藤富雄

白状します。もてたいと思って読みました。


まぁ、一朝一夕には無理ですが、とてもいい本だと思いました。
魅力的な男になるために、遊びを大切に、非まじめになれとのこと。

子どものころのように、いろんなもので遊べと。


ホスピタリティと直感を大切にせよ。
これが一番私にとってためになった点でした。

ホスピタリティを発揮して相手をきっちりもてなす。
そして、直感に基づいて行動する

こだわりを持っていると、それがいいとか、いろいろありました。
佐藤氏は、脳・神経と行動の関係を研究してはる方という事で、まぁ信頼できるのではないかと。

内容も堅くなく、面白く読めるので、オススメです。

2007年7月1日日曜日

レインツリーの国   有川浩

これまで紹介してきた、有川氏の、『図書館』シリーズの2作目、「図書館内乱」で登場した本です。

その通り、中途性聴覚障害(だったっけ?)のかたを主人公にしたお話です。


元はある本の感想を掲載したホームページで2人は出会います。

人が仲良くなるには、さまざまな過程がある。

その中で喧嘩もするし、議論もするし、もちろん楽しいデートもする。

そうする中で2人の距離が縮まり、互いを良く知ることになる。


よく知る、といっても、完全に知ることは出来ない。
どうしても知ることが出来ない領域もある。

だからこそ、相手のためにと思ってすることが裏目に出てしまうということもある。


これは、一方がちょっと込み入った事情やコンプレックスを持っている場合に難しくなる。

その事情を相手に知らせていなければ、他方がそれに裏切りや嫌われた、と感じてしまう。


障害を隠されていたことに、拒絶を感じてしまう男。

ここから喧嘩となり、議論となり・・・
それでもめげずにまじめに向き合った2人は、粘り強く話をしながら付き合っていく。

一方が障害者ということが、そして、それにきちんと立ち向かっていく2人の姿は、根幹となるラブストーリーに、よりいっそう深みを与えています。

同時に、障害者に接する機会がある人には、更に自分のことを振り返らざるを得ないような、様々な状況が描かれます。

ついつい余計なことをしてしまったり、気を遣うべきところに気づかなかったり、トラブルの元になるようなことが、健常者(この場合は健聴者)以上にあります。そのことに改めて気づかされた作品でした。


これを、障害者は難しい、女性は難しい、恋愛は難しい、と、ひっくるめてしまうのは簡単ですが、当事者にとってはそれじゃすまない。
実際に付き合っていくのだから。

恋愛になると更にそうで、何故自分はこんな人と付き合っているのか、そこから深く考えていかなければならない。

今こんなことになっているのは、
俺/私のせいなのか?
相手が障害を持っているからか?
相手が女性だからか?


こんな葛藤を繰り返しながらたどり着く境地がある。

作者・主人公があれこれ考えたある結論がある。だからこそ、このラストの清々しさはあるのでしょう。

2007年6月28日木曜日

あくむ   井上夢人

短編集。

ちょっとありえない設定のものもあれば、もしかして・・・と思ってしまうようなものも。


中には、創造したら気持ち悪くなってしまいそうな設定もありましたが、怖いお話です。


ホラーとはちょっと違うんだけど、じわじわと恐怖感をあおられる。。。

井上氏の作品を読んでいると、いつの間にか完全に作品にのめりこんで引き込まれてしまう。
それが、ホラーのように、正に自分の身に降りかかってくるような感覚に陥る。

正夢とか、虫とか、恐喝とか、自分ではとても信じられない/信じたくないことが身に降りかかってくると、パニックになる。

これを、本当に、リアルに体験してしまうような、怖い作品です。

ホラー好きな人、お試しアレ・・・

2007年6月24日日曜日

ライフハックのつくりかた   小山龍介

ライフハックの作り方の本でした(笑)
でも、そんなことでなく、思想的にもいろいろ楽しい本でした。


色即是空、空即是色の、システム論は面白かった。
システムの進化というか、トラブルに対処していくと、次第に組織の構造ができていって、さらに進むと周囲もシステムに取り込んでいってしまう。


あと、ステレオタイプをたくさん持つと、バランス感覚の優れた人になる、というものも興味深い。

人種に対する偏見も含め、いろんなものの見方を持っていれば、それでバランスが取れる、と・・・

これまで、私は偏見を持つまいと、逆にそうしたマイノリティからの情報をシャットアウトしていた気がします。

偏見を恐れず、いろんな情報に触れるのも必要なんですね。

2007年6月22日金曜日

図書館危機   有川浩

命をかけて守るものがある。
傷つけられると、見境なく怒り狂うほど大切なものがある。

自分の恋人であり、たまたまともに過ごした仲間や友達であり、仕事の任務であり‥‥‥


銃を向けられ、「退けっ、撃つぞっ!」と言われて仁王立ちで一人銃弾をその身で受け止める覚悟

食堂に集まる100人以上を相手に喧嘩を吹っ掛けて、一人嫌われてでも仲間を思う気持ち

この人と一緒なら大丈夫+この人のためならどんな苦痛にも堪えられるという思い


極限状態だからこそ露になる人の熱い気持ちほど、周囲の心をうつ/揺さぶるものはない


涙が止まりません。
最後の20頁位を何度も読みかえしました。
何度も泣きました。


主人公もですが、その周囲の人間が、すごい

図書館を守る強い使命感に裏打ちされ、芯の通った強さを見せる


口喧嘩に強かったり、腕っ節が強かったり、各々のキャラ立ちもさながら、いざと言う時、マジになった時は、惚れ惚れします
いや、マジで感動します


振り返って、私にはそんな大切なものがあるだろうか・出来るだろうか…

2007年6月7日木曜日

図書館戦争   有川浩

ちょっと過激な図書館のお話。

ある法律が国会で成立し、その法律の下、全国規模で実力行使を伴う大規模な検閲が行使される。
それに対抗する組織として、図書館を中心とした図書隊が組織される。

検閲をする良化特務機関も図書隊も武力を持ち、時に大人数の死者を伴う事件を引き起こした歴史を持つ。

町の書店でも、時折抜き打ちで良化特務機関の検閲が行われ、学校図書館にも、良書と呼ばれる本、あるいは検閲を通過した本だけが並ぶ。


そうした中で、教育委員会、行政など、さまざまな機関との関係、あるいは圧力を受けながら、図書館はすべての資料を集め、読書に資している。


主人公は、図書隊に読みたい本を守ってもらった経験から図書隊に入隊し、女性でありながら特殊部隊に配属される。

まぁ、親との確執や、上官・同僚とのやり取りなど、コミカルなところもあり、まじめな話もあり、リズミカルにテンポよくストーリーが進行していきます。・・・て、ここだけカタカナが多いのは何故?

読みやすく、分厚い本の割にはあっという間に読み終えてしまいました。


なるほど、これだけ検閲されるというのは問題だ、傍から見る限りは・・・
それが、武力構想になるあたりが、有川氏の構成のうまさ。

図書館の自由宣言。

これは実在する文章。
実在文言を元に、これだけ壮大なストーリーが出来るとは、正直驚きました

戦闘有、コメディ有、恋愛有、武勇伝有・・・


意表をつく仕掛けは、ほんとうに楽しめます。
続編もありますから、ぜひ一読あれ

2007年6月4日月曜日

殺人!ザ・東京ドーム   岡嶋二人

井上夢人の独立前の、コンビ作家の作品です。

密輸した毒物が、東京ドームでの殺人に利用されるという話です…て、まとめすぎか(笑)

ストーリーが面白いと思った点に、いろいろな偶然が重なっている。

普通ならあっという間につかまっていてもおかしくないのに、野球の試合でファウルボールが飛んでいった場所とか、便乗した犯人の手口とか、いろんな偶然が犯行を成功させている…


ストーリー自体は、密輸した人、殺人を犯す人、その他、いくつかの立場から展開します。その中で、殺人犯はかなり独特な考え方をしています。

なんていうか、ろくな育ち方をしていない…
一時は何らかの障害を抱えている人なのでは、と想像してしまったくらい、ものの考え方が偏っている。
(もちろん、障害者が偏った考え方をするとは限りません、単なる印象です)

ものすごい被害者意識をもって、抑圧されているのに、毒物を持ったとたんに、世界で一番力を持っているのだ、と(心の中で)調子に乗る。

周囲におびえて、まともにしゃべることもできない、とても弱い。
虐めのような目にもあっている。
それが、毒をもっていることで、逆に内心で他人を見下す。
虚勢ですね…

かなり屈折した自我を持ちながら、心の中で他人を見下す。
俺が強いんだ。皆俺に一目置いているんだ、俺の力にひれ伏すのだ…

そして、いろんな偶然で成功したことがまた犯人を調子に乗せる…決して自分がうまくやったから、というわけではないのに、むしろ下手に立ち回っているのに、結果的にうまくいった、それだけのことなのにね。


人間の心理としては分かるけど、ちょっと怖い世界ですね。

弱い、本当の意味で弱い人に武器を持たせるとどうなるか、垣間見た気がしました。

武器は、心の支えにはなり得ない。
一時の安心を得ることはできても、周りから認められたり、いうことを聞かせたりすることはできない。

本当に大切なのは、何を持つか、ではなく、どうするか、ということでしょうか

いや、まとめが極めて抽象的になりましたが、とりあえず以上!

2007年5月29日火曜日

メドゥサ鏡をごらん   井上夢人

これ、もうちょっと前に読んでいたけど、更新忘れてました。

ある作家が、不可解な言葉を残して自殺した。
その娘と恋人が、その作家の最後の原稿を探して、彼を襲った最後の事件と原稿を追い求める


作家に何があったのか、それを追い求めるミステリーではありますが、話を読み薦めるうちに、ものすごく怖くなってきます。

ミステリーを読んでいるのに、いつの間にかホラーを読んでる気になる。
そのくらい怖いです。


話の中で、人も死ぬし、子どものいじめの話も出てくる。
現実的な話ではないけれど、でも追い詰められたときの人の憔悴感、哀しみ、その他もろもろの心理が克明に感じられます。
いつものことながら、次第に話の中にのめりこんでいってしまいます。

オススメです。

2007年5月28日月曜日

オルファクトグラム   井上夢人

最近井上夢人の作品にはまり込んでます。
作品というか、ストーリーの生み出す世界観にというか・・・

ある事件をきっかけに人とは変わった嗅覚を持った彼が、それを使ってその犯人を追うという話。

SFであり、ミステリーであり、恋愛小説である。
解説にもあったが、私もこれは恋愛が大きなウェイトを閉めていると思う。

謎解きも面白いし、変わった嗅覚の話も奇抜。正直、それだけでも十分読む価値があるが、恋愛小説としての一面が、この作品をググっと深くしている。

もし、この作品のあらすじをもっと詳しく言うと、それはかなり定番の展開を少なからず含んでいる。でも、それでも、少なくとも恋愛小説としての要素が、その安っぽさを完全に打ち消して、むしろ新鮮な物語と消化させているように思う。


後で知ったことだけど、これはWOWOWやラジオでドラマ化されているらしい。特にWOWOWのドラマは私も見てみたい。
が、DVDなどは発売されたのかな?

情報があれば、教えてください。

2007年5月22日火曜日

99%の誘拐   岡嶋二人

まぁ、ミステリーですね。

晩年の彼ら、あるいは、後の井上夢人が好んで扱ったコンピュータを駆使した事件です。


半導体メーカーの社長の息子が誘拐され、身代金を金の延べ棒で支払わせる。

カメラメーカーの社長の孫が誘拐され、身代金をダイヤモンドで支払わせる。


誘拐の仕方、トリックもさながら、犯人にたどり着くまでのストーリー・伏線も、すばらしい、一級品です。

時間があれば、本当に一気に読み通してみたくなってしまう、夢中になれる本ですよ。

いや、井上夢人氏の作品はいつもそうですが

2007年5月13日日曜日

少女七竃と七人の可哀想な大人   桜庭一樹

しばらく前に新聞の書評欄にも載っていた本です。

男なんて滅びてしまえ

かなり刺激的な帯の文句に女子高生に人気だとか


簡単に言えば、北海道のある町で、ものすごい美少女に育った女の子の大学入学までの生い立ちなわけですが、母親、飼い犬、祖父、幼馴染、それぞれの視点から描かれている姿は、小さな社会の中で起こるドラマをより陰鬱に感じさせています。

この雰囲気が持ち味。

最後の場面では、いつの頃からか抱いていた彼女の恋に決着がつきますが、その切ない後味は、泣きたくなるくらいです。

こうして大人になっていく、というと、一気にさめてしまうかもしれませんが、恋も含めて学生時代の経験は、幼い、あるいは未成熟だからこそもろかったり儚かったりする。

それが、後々ものすごくいい思い出となって残る。

かく言う私も・・・(笑)

まだ学生の癖に、まだ振り返るのは早すぎますかね(爆)
大体、たいした恋もまだしていないのに(泣)


その思い出が、また人生を深くする。


彼女は、きっと強くなりますね

2007年4月11日水曜日

疑う技術   藤沢晃治

なんていうか、芸の細かい内容の本でした。



もちろん、人の発言が地位や身分などその人の立場に染まった発言でないか、とか、マスコミがいっていることを鵜呑みにしていないか、とか、かなり全うなことをいって入るのですが、例がかなり個人的なものだったり、ちょっと独りよがり(?)な分析をしていたり、ちょっと??と思うところもありました。



自分はひねくれているので



などと、書かれても、ぴんとこないですしね。

何だこいつ、と妙な不信感を持ってしまいますよ?



自分で自分の言葉に疑いを持たせては・・・ねぇ





あっ、そうか。



疑う技術の第1歩として、疑うべきところに疑いやすい言葉を使っているのね。私の言葉は疑わしいですよ・・・と。



納得納得

こらっ!

2007年4月10日火曜日

推理小説   秦建日子

ドラマ、映画「アンフェア」の原作本です。

ちょっと読みにくい文体と感じましたが、最後まで楽しませてくれました。

ドラマを見て、ストーリーはわかっていたものの、ドラマとの相違点もいくつかあり、やはり、本を読むのとテレビを見るのとは違いましたね。

推理小説なので、あらすじなどのネタばれを避ける意味でもあまりかたらないようにしますが、

推理小説の、推理小説たる特徴や、ストーリーの定番について、語られているのが、面白いと感じました。


先日、映画も見ました。
原作とはもはやほとんど関係ないところの話でしたが、「アンフェア」という名にふさわしいラストでした・・・要するに消化不良ですが・・・

連れと一緒にちょっと話しましたが、お互いにあそこは食えないな、と同様の感想でした。
その分、鑑賞者の想像力に任せられることになりますね。

2007年3月3日土曜日

パワーオフ   井上夢人

昨夜読みました。さすがに丸1日寝たあとさらにそのまま寝るのは無理だったので、

「おきのどくさまこのコンピュータはウィルスに感染しています」

ほんとに冗談みたいですが、コンピュータウィルスがこんな表示を出した。

このウィルスの作者は本当に悪いことは出来ないやつでした。このウィルスも、この表示を出すだけ、まったく害のないもののはずだったのに、
高校生が怪我をし、世界中のネットワークがダウンし、警察が動き・・・

そんなにコメディカルな話ではありません。
正直、笑えません。
かなりシリアスです

でも、ついつい次を読みたくなります。

最終的には生命の形、進化のありよう、人間の力と自然の関係など、壮大なテーマに触れます。

読み応えはばっちりです。

2007年2月22日木曜日

モテる話術   デイビッド・コープランド&ロン・ルイス

就活中に何読んでんだって?
いや、そもそもなんて本なんだって?

いいだろ?
もてないんだから

もてたいんだから

大体、就活中はいろんな人と合うし、話す機会もあるんだから、

恋したいじゃん


で、内容は、簡単に言うと、ナンパの仕方みたいな感じ。

初対面の女性に話をして、恋人同士になるための本。

まぁ、路上で、というよりはパーティとかスポーツジムとか、そういう常識的な場所で。

まぁ、著者がアメリカ人(たぶん)だし、出ている内容もアメリカが舞台だから、ちょっと不自然なところもあるけれど、十分日本でも使えるものがほとんど。

1人に振られたからといって落ち込むな、とか、恋は確率のゲームとか、こんな風に話しかけろ、とか、こんなところをほめろ、とか、かなり実践的です。

女性はいっぱいいるしね
「それ、どうしたの?」
身につけているものをほめる。

まだ実践はしていないけれど、読み終わった現在、明日からでもやる気満々です。

このおかげで彼女が出来たら、ご報告しますね・・・(笑)

2007年2月18日日曜日

ライフハックス―鮮やかな仕事術 やる気と時間を生み出すアイディア 佐々木正悟

続いて、ライフハックに関する本

「超」整理手帳に始まり、現在はライフハックにはまってます。
現在は、「超」整理手帳とGmailを駆使してライフハックしようかな、と思う今日この頃です。

ライフハックは、やるべきことややりたいことをシステマティックに管理して、時間やエネルギーを効率よく使おうとすることです。

で、現在やるべきことがあまりない(ちょっとある)私にはそんなに差し迫った課題ではないのですが、いくつかの本をみて、面白いと思ってから、考え始めました。

この本では、まぁ、ToDoをはじめ、普段やるべきタスクをどう管理するか、というところから始まって、やりたくない作業はどうやって手を着けるか、とか、電話帳をどう活用するか、とか、良い習慣をつけたり悪い習慣を取り除いたりするにはどうしたらよいか、など興味深い内容がてんこ盛りです。

やりたくないタスクに関しては、水を飲んでからすぐに、何も考えずに始めよ、という大学教授の言葉が紹介されていたり、

新しい習慣を作るには、そのやるべき事柄をやりながら会館を得られる工夫をすべし、という心理学の実験結果から導かれた方法が紹介されていたり、

ほんとに、参考になります。

その他、デジタルとアナログの融合だとか、さまざまなツールの活用の仕方だとか、内容はほんとに多岐にわたって、オススメですね。

なお、アナログ資料(紙の書類など)を筆頭に、あの「超」整理手帳の発案者、野口悠紀夫氏の「超」整理法、特にその中の押し出しファイリングが賞賛されていました。
これには、私も思わずにんまり。。。

といっても、私は関係ないことなんですが
自分が気に入って採用しているものが、こうして注目されるのは、やっぱり気分がいいですね。

さぁ、これから私はこの本を参考に新しい習慣を手に入れることが出来るのでしょうか!?

乞うご期待!!

本の読み方 スローリーディングの実践   平野啓一郎

たまってきたので、書くことにしました。
といっても、まだ2冊ですけど

芥川賞受賞作家が、本の読み方について書いてくれた本。

最近速読がクローズアップされつつある今日で、1冊1冊丁寧に読むことのよさを述べたもの。

さらに良かったのは、作家の視点から、どのような点に注目して読んだらいいか、実際にいくつかの作品を読ませて説明している点。

ちなみに、以前書いた、「こころ」は、この本がきっかけで読み始めました。

(こう書いて、ずいぶん長い間寝かしていたんだなぁ、と思った・・・だって、丸1年以上だもの・・・)

作家の書く文章には、単語一つ一つまですべて理由がある。

名言だと思いました。
一語一語、作家が何を考え、何を狙ってその単語を選んだのか・・・
それを解明していければ、確かに楽しめるでしょう。

比喩の使い方、「一般論→否定→自論」の構成、場面挿入の意義等々・・・
正直、難しいと思う内容も、そんなん当たり前やんかって思うようなこともありましたが、ためになりました。

え?何がって?

身についたかどうかはわからないけど、いろいろな読み方が出来たからね
読書の引き出しが、ちょっと増えました

2007年2月4日日曜日

仮説思考・・・内田和成

修論を進めるにあたって使ってみようと思って読みました。

ボストンコンサルティンググループのコンサルタントがすばやくて質の高い仕事が出来るのは、はじめに解決すべき課題の原因や解決策を先に仮説として持っているからだ、という。

仮説を、情報の少ない段階から持って、それに従ってやることで、仮説が正しければそのまま解決、違っていても、それを進化させることで解決に持っていく。

このときに、良い仮説を立てれば質の高い仕事になるという。正しいかどうかはそこまで問題ないらしい。なぜなら違っていてもそれを元に正しい/そうな仮説に進化させられるからだという。

日常生活でも、簡単に鍛えられるし、頭の中でやることだから、訓練するにしてもただだから、どんどんやってみろ、とのこと。


でも、情報が少ない段階で結論はこうではないかと考えてしまうのは、やっぱり怖いですね。
この気持ち悪さを乗り越えれば、後は仕事をするのみ、というが、これが難関ですね。

修論、間に合うかな?

2007年1月9日火曜日

こころ   夏目漱石

かの有名な古典を、ようやく読みました。
実家に会った文庫本を、夏休みの帰省時に持って帰り、まったく読まないまま今回の帰省の、電車内で読みきりました。

本文自体は、高校の授業で一部だけ読んでいたが、通して読んで、面白かった。

いや、面白おかしかった、というわけではないが、興味深かった。

さすが、古典として今でも読まれている作品だ。自殺というかなりくらい行動も、他人を裏切ってしまう行動も、本人の心の中に秘めたものがその行動の背景に、かなり熱くうごめいている。

これが、情熱として物事を前向きに進めているものもあれば、後ろ向きになっていくものもある。


他人の心の中は誰にもわからない。でも、確実に他人は何かを考え、自分の意思を心に秘め、いつかそれを行動に移す(かも知れない)
その行動は、人には突然に見えるが、そこまでにはその人の葛藤がある。

たしかに、私も、自分の考えていることは他人に言わないし、他人の考えていることもわからない。でも、他人の頭の中で物事は着実に進行し、ある行動がなされるときは確実に近づいてくる。

人は、ある意味では爆弾のようなものだ。次に起こるのが、お辞儀なのか、暴力なのか、叫びだすのか、会社を興すのか、研究のためにインタビューに行くのか、わからない。しかし、着実にある行動は起こる。

人の心の中がわかれば、どんなに簡単なことか。。。恋の駆け引きもないし、取引相手なんかとのトラブルも解消しやすいし
しかし、どんなにか怖いことか・・・
自分の好きな人が、自分のことを好きか嫌いか、そんなこともわかってしまう・・・

ある意味つまらない世界かも・・・


さて、相手の気持ちがわかるとするなら、それはどのタイミングでわかるのだろうか?

①声を聞いたとき
②顔を見たとき
③触れ合ったとき


①だとすると、講演したり発表したりするときは、いっぺんに人に伝えられるから便利そう。でも、道ですれ違う人やその辺でたむろしている人みんなの気持ちがわかってしまいますね。それははなはだうっとうしい。だいたい、そんなに喋りがこころと直結していたらしゃべりづらいですよね
②だとすると、相手の顔を見ればわかる、と。これも、わかる側はいいけど、顔を見られる側はたまったもんじゃないですね。しかも、顔が見えないから、結構親しい話をする電話の相手の気持ちはわからないですね
③だとすると、親しい相手の気持ちはわかる。しかも、ボディタッチがすばらしい意味を持つ。が、満員電車は大変だね・・・

結局、心の中、という重大なものを安易に伝えてはいけない、ということか・・・


ああ、難しい・・・