図書館利用者の、図書館を利用する力、これを3段階に分けて話している。
もう少し詳しく言うと、
初級は図書館の所在を知り、貸し出しやレファレンスなど基本的な利用の仕方を知っている段階、
中級はいくつかの種類の図書館をうまく使い分けられる段階、
上級は図書館に積極的にかかわり、不満があればそれを図書館に要望を出すことが出来る段階
としている。
私は結構図書館にはよくいっているほうだと思う。まぁ、図書館の使い方は知っているし、レファレンスもしたことはありますが、どうも、使い分け、というのはよくわかりませんね。
地元では、最寄の図書館が県立図書館で、市立図書館のほうが倍遠かったから、ほとんど県立図書館しか使わなかったし、私立図書館なんて見たこともない気がするし・・・
まぁ、そんなもんか、とも思うけど、使い分け、なんていうと難しいな
個人的には最寄の図書館を使う、図書館を通してほかの図書館の資料も使えるから、それ一本でいい気もするけど、
まぁ、あまり難しく考えず、これからもどんどん使っていきたいですね
その他、関東や外国の図書館などいくつかを紹介している。いろんな図書館で先進的な取り組みがされていることも紹介・指摘している。図書館の案内書、とは行かないけれど、図書館を普段利用しない人に特にオススメ、一読の価値は、絶対あります!!!
私は昨年、図書館ボランティアについての論文もどきを書いた。それ以来、図書館ボランティアや人々の出会いの場としての図書館の可能性について興味を持っていたが、この本でもまさにそのことが述べられていて、うれしかった
その他、本としては、コラムと題して、空想的な図書館をつづっているなど、読み物としてもとても面白かった
出来れば関西の図書館についても紹介してほしかったかな
2006年3月28日火曜日
2006年3月17日金曜日
頭のよい「超」勉強術 多胡輝
今日は図書館に行って、ようやくこの本を読んだ。図書館で借りてから実に12日が経過している。予約もアリ、さっさと呼んで返そうという魂胆だった
受験や資格取得のための勉強を効率的にこなすためのコツを、30項目にまとめてあります。
各項目4ページだけ、120ページほどしかない本で、読むのにたいした苦労はありませんでした。
わかりやすいし、シンプルだけど効果的な方法が載っているので、一読の価値アリです。
大目標を立てるより、細かく小目標を立ててその一つ一つをクリアしていくことで、やる気も保ったまま、計画を見直しつつ、目標を達成できる。
スランプに陥ったらもっと簡単なところをやって自信を取り戻し、運動するなどしてリラックスする
個人的にいいと思ったのは、他人に見せるつもりでノートを書け、ということですね。
受験も、大学でも、いつも一人で勉強していたので、たまに人のノートを見せてもらうと、それがとてもわかりやすかった、というのはよくあるし、私もその印象はとても強いです。
それに引き換え自分のノートは・・・と、自己を卑下したくなるようなノートのようでいっそう人に見せるのが恥ずかしくなってしまっていました。
そのほか、ノートは右ページに取る、カードの色分け、覚え方を考える、など、ちょっとひねったようなやり方が紹介されていて、ただ読み流すだけでも面白い本です。
図・絵もいっぱいあって、見やすいし、字も多くないし、勉強嫌い(笑)本嫌いの人もすぐに読んでしまうことでしょう
受験や資格取得のための勉強を効率的にこなすためのコツを、30項目にまとめてあります。
各項目4ページだけ、120ページほどしかない本で、読むのにたいした苦労はありませんでした。
わかりやすいし、シンプルだけど効果的な方法が載っているので、一読の価値アリです。
大目標を立てるより、細かく小目標を立ててその一つ一つをクリアしていくことで、やる気も保ったまま、計画を見直しつつ、目標を達成できる。
スランプに陥ったらもっと簡単なところをやって自信を取り戻し、運動するなどしてリラックスする
個人的にいいと思ったのは、他人に見せるつもりでノートを書け、ということですね。
受験も、大学でも、いつも一人で勉強していたので、たまに人のノートを見せてもらうと、それがとてもわかりやすかった、というのはよくあるし、私もその印象はとても強いです。
それに引き換え自分のノートは・・・と、自己を卑下したくなるようなノートのようでいっそう人に見せるのが恥ずかしくなってしまっていました。
そのほか、ノートは右ページに取る、カードの色分け、覚え方を考える、など、ちょっとひねったようなやり方が紹介されていて、ただ読み流すだけでも面白い本です。
図・絵もいっぱいあって、見やすいし、字も多くないし、勉強嫌い(笑)本嫌いの人もすぐに読んでしまうことでしょう
2006年3月9日木曜日
自己プロデュース力 斎藤隆
また、斎藤さんの本です。
副題に、「天才の読み方2 自分を演出できるひとは成功する」とあり、モハメド・アリ、美輪明宏、ガンジー、チャップリンの4人が成功したわけを幼い頃からの生き方から分析しています。
各章の最後にその秘訣を3つに短くまとめているので、後で見直すときもわかりやすそうです。
なるほど、運に恵まれていたり、親の教育がよかったりという、環境的な要素も大きいですが、それ以上に自分の力を発揮し、目標(夢)を実現するのにまい進している。しかも、周りの状況を冷静に分析して的確な判断を下す。
才能があるひと、というのは、こういうことを意識的にこなしていける人のことなんだと思った。
これを読んで、自分もぜひ、とは思うけれど、悲しいかな、自分には状況をきちんと見極める判断能力がどうも少ない気がしてならない・・・
もちろん、これからその力をつける必要は当然あるけれど、そのためにはどうしたらよいか、それを考えるのが大変だ。
先を見通す力、これが私には必要なようです。
副題に、「天才の読み方2 自分を演出できるひとは成功する」とあり、モハメド・アリ、美輪明宏、ガンジー、チャップリンの4人が成功したわけを幼い頃からの生き方から分析しています。
各章の最後にその秘訣を3つに短くまとめているので、後で見直すときもわかりやすそうです。
なるほど、運に恵まれていたり、親の教育がよかったりという、環境的な要素も大きいですが、それ以上に自分の力を発揮し、目標(夢)を実現するのにまい進している。しかも、周りの状況を冷静に分析して的確な判断を下す。
才能があるひと、というのは、こういうことを意識的にこなしていける人のことなんだと思った。
これを読んで、自分もぜひ、とは思うけれど、悲しいかな、自分には状況をきちんと見極める判断能力がどうも少ない気がしてならない・・・
もちろん、これからその力をつける必要は当然あるけれど、そのためにはどうしたらよいか、それを考えるのが大変だ。
先を見通す力、これが私には必要なようです。
2006年3月5日日曜日
3色ボールペン情報活用術 斎藤隆
これも電車の中で読みました。
「3色ボールペンで読む日本語」などを執筆している斎藤隆さんの本で、この3色ボールペンはいろいろなところで紹介されているが、私も「読書力」(岩波新書)を読んで気に入って、たまにではあるが、本に線を引きながら読んだり、手帳を3色で色分けしたりしている。
簡単に言うと、赤・青・緑のボールペンで赤を最重要項目、青をそこそこ大事な項目、緑を個人的に興味を持ったところに引いて目立つようにしながら読む、という方法ですが、
それを「技化」(自由自在に使いこなせる技術として身につける)するといっているところに特徴があるようです
さて、さまざまな情報をこうして線を引きながら読むことで、その内容を自分の暗黙知をくぐらせて欠かれている情報を自分の一部にして使いこなせるようにし、さらにそれをここぞというところで発揮しよう
ということです
・・・まとめるのは苦手なので、申し訳ないんですが、興味のある人は読んでみてください。新書だし、ぜんぜん読みやすい本なので、あっという間ですよ。
3色ボールペンを使うことで、その資料から重要な箇所が浮き上がるように、目だって見えてくる。これが、慣れてくると、ペンを使わなくても重要箇所が見えてくるようになるという。
そんなレベルまで行かなくても、主観と客観を分けるとか、自分でも気づきにくい自分の本当の興味に気づけるとか、いいことづくめっぽく見えますのでやってみてはどうでしょう??
特に、斎藤さんも推奨していますが、手帳への3色の導入は、私からも、お勧めです。
重要な用件の配分やそのための準備に当てる時間、好きに使える時間なんかがくっきりと見えてくるので、スケジューリングにも便利ですね
ただし、自分でも気に入ってしまっているので、なかなかこの短所を考えられずにいるのですが、何かあれば、挙げていただけると興味があります
「3色ボールペンで読む日本語」などを執筆している斎藤隆さんの本で、この3色ボールペンはいろいろなところで紹介されているが、私も「読書力」(岩波新書)を読んで気に入って、たまにではあるが、本に線を引きながら読んだり、手帳を3色で色分けしたりしている。
簡単に言うと、赤・青・緑のボールペンで赤を最重要項目、青をそこそこ大事な項目、緑を個人的に興味を持ったところに引いて目立つようにしながら読む、という方法ですが、
それを「技化」(自由自在に使いこなせる技術として身につける)するといっているところに特徴があるようです
さて、さまざまな情報をこうして線を引きながら読むことで、その内容を自分の暗黙知をくぐらせて欠かれている情報を自分の一部にして使いこなせるようにし、さらにそれをここぞというところで発揮しよう
ということです
・・・まとめるのは苦手なので、申し訳ないんですが、興味のある人は読んでみてください。新書だし、ぜんぜん読みやすい本なので、あっという間ですよ。
3色ボールペンを使うことで、その資料から重要な箇所が浮き上がるように、目だって見えてくる。これが、慣れてくると、ペンを使わなくても重要箇所が見えてくるようになるという。
そんなレベルまで行かなくても、主観と客観を分けるとか、自分でも気づきにくい自分の本当の興味に気づけるとか、いいことづくめっぽく見えますのでやってみてはどうでしょう??
特に、斎藤さんも推奨していますが、手帳への3色の導入は、私からも、お勧めです。
重要な用件の配分やそのための準備に当てる時間、好きに使える時間なんかがくっきりと見えてくるので、スケジューリングにも便利ですね
ただし、自分でも気に入ってしまっているので、なかなかこの短所を考えられずにいるのですが、何かあれば、挙げていただけると興味があります
2006年3月4日土曜日
市民の図書館 日本図書館協会
これは、卒論とかにかかわる本として読み出しました。
1970年に発行された、公共図書館の発展に向けて、3年にわたる視察や研究の成果をまとめた本です。
図書館で借り、ようやく読み始めました。
本当は昨日返さなければならなかった・・・
まぁ、40年近く前の本なので、本も内容も少々古いところはありますが、なるほど、と感心するところも多くありました。そういう点でいろいろ収穫もありました。
一番は、
予約サービスは図書館の資料が利用者の要求にこたえられていないときではなく、要求にこたえているときに現れる。答えていないときは利用者が要求することをあきらめてしまう
というくだりでしたね
なるほど。
確かに、少なくとも似たようなサービスがなされていないと、自分の要求が場違いな気がしたり、気恥ずかしかったりしますもんね
児童書に対する重きがやや過剰な気もしますが、
図書館は建物ではなくサービスを提供する施設・機関だ、とか、
図書費を確保して適切な資料を所蔵することで利用も増え、司書の専門性も発揮される、などの重要な、それも今でも的を得ている提言も発表している
この本自体は、改訂版も出ているが、図書館の歴史で大きく取り上げられるだけの、大きな・重要な内容を述べている、重要文献だと感じた。
1970年に発行された、公共図書館の発展に向けて、3年にわたる視察や研究の成果をまとめた本です。
図書館で借り、ようやく読み始めました。
本当は昨日返さなければならなかった・・・
まぁ、40年近く前の本なので、本も内容も少々古いところはありますが、なるほど、と感心するところも多くありました。そういう点でいろいろ収穫もありました。
一番は、
予約サービスは図書館の資料が利用者の要求にこたえられていないときではなく、要求にこたえているときに現れる。答えていないときは利用者が要求することをあきらめてしまう
というくだりでしたね
なるほど。
確かに、少なくとも似たようなサービスがなされていないと、自分の要求が場違いな気がしたり、気恥ずかしかったりしますもんね
児童書に対する重きがやや過剰な気もしますが、
図書館は建物ではなくサービスを提供する施設・機関だ、とか、
図書費を確保して適切な資料を所蔵することで利用も増え、司書の専門性も発揮される、などの重要な、それも今でも的を得ている提言も発表している
この本自体は、改訂版も出ているが、図書館の歴史で大きく取り上げられるだけの、大きな・重要な内容を述べている、重要文献だと感じた。
2006年3月3日金曜日
出雲人 藤岡大拙
図書館で読みました。
まぁ、タイトルもタイトルだし、取っつきにくいとは思いますが、一歴史書としても、とっても面白い本でしたね
出雲人と言っても、今の出雲市のことではなく、昔の、出雲国のこと
だから、今の松江市もこの範疇に当たる。
ちなみに、私は9歳から15歳まで出雲市で暮らし、学校にも通っていた。
今のところ一番長く暮らしていた土地だからか、自分のふるさとは今でも出雲市だという意識も強い
それはさておき、この本は、過去に出雲を治めた豪族たちや出雲を訪れた文豪たちが残した資料や、地理・歴史的背景などから出雲地方の人々の性格をあぶり出していくもの
著者の藤岡さんの意図で、短所がよく表されているが、まぁ、その短所も長所と紙一重………ですね
じゃあ、その出雲人の気質がどのようなものかというと………
まぁ、詳しくは是非読んでもらうと言うことで、
豊かで閉鎖的な地理条件の下で、非常に内向的で、排他的な傾向が強い、そして、優柔不断で曖昧と言われるほどに慎重………
私の印象に残ったのは、この3点ですね
慎重だというのは、例えば、隠岐を脱出した後醍醐天皇がたどり着いたのが出雲国だったのだけど、出雲国の豪族は天皇を追い返した。でも、天皇をおってきた隠岐の役人の味方にもならない。
さらに、因幡国で挙兵した天皇が戦に勝利したとたん、兵を連れて援護する。しかし、結局天皇に信頼されず、重用されることはなかった
結局あまり世間受けする、世渡り上手なタイプではないみたいですね。
出雲を訪れた文豪たちも、出雲の自然の美しさは褒めるけれど、そこで暮らしている人に対しては、あまりよくは言ってくれていないようですね。
小泉八雲だけは、結婚もしているし、長く住んだからか、人情があるとか包み込んでくれるとか、非常に肯定的ですけれどね
数々のエピソードがありますが、結局、出雲人の長所、したたかさや優しさはそこで長く一緒に暮らさないと分からない、そのくらい傍目からは分からない、ということらしいです。
なるほど、私も他人と仲がよくなるのに非常に時間がかかった。これは、この出雲人気質から来ていたのかも………などとも考えましたが、
なかなか当たっていたんですよね(笑)
明日は電車の中で頑張ります
まぁ、タイトルもタイトルだし、取っつきにくいとは思いますが、一歴史書としても、とっても面白い本でしたね
出雲人と言っても、今の出雲市のことではなく、昔の、出雲国のこと
だから、今の松江市もこの範疇に当たる。
ちなみに、私は9歳から15歳まで出雲市で暮らし、学校にも通っていた。
今のところ一番長く暮らしていた土地だからか、自分のふるさとは今でも出雲市だという意識も強い
それはさておき、この本は、過去に出雲を治めた豪族たちや出雲を訪れた文豪たちが残した資料や、地理・歴史的背景などから出雲地方の人々の性格をあぶり出していくもの
著者の藤岡さんの意図で、短所がよく表されているが、まぁ、その短所も長所と紙一重………ですね
じゃあ、その出雲人の気質がどのようなものかというと………
まぁ、詳しくは是非読んでもらうと言うことで、
豊かで閉鎖的な地理条件の下で、非常に内向的で、排他的な傾向が強い、そして、優柔不断で曖昧と言われるほどに慎重………
私の印象に残ったのは、この3点ですね
慎重だというのは、例えば、隠岐を脱出した後醍醐天皇がたどり着いたのが出雲国だったのだけど、出雲国の豪族は天皇を追い返した。でも、天皇をおってきた隠岐の役人の味方にもならない。
さらに、因幡国で挙兵した天皇が戦に勝利したとたん、兵を連れて援護する。しかし、結局天皇に信頼されず、重用されることはなかった
結局あまり世間受けする、世渡り上手なタイプではないみたいですね。
出雲を訪れた文豪たちも、出雲の自然の美しさは褒めるけれど、そこで暮らしている人に対しては、あまりよくは言ってくれていないようですね。
小泉八雲だけは、結婚もしているし、長く住んだからか、人情があるとか包み込んでくれるとか、非常に肯定的ですけれどね
数々のエピソードがありますが、結局、出雲人の長所、したたかさや優しさはそこで長く一緒に暮らさないと分からない、そのくらい傍目からは分からない、ということらしいです。
なるほど、私も他人と仲がよくなるのに非常に時間がかかった。これは、この出雲人気質から来ていたのかも………などとも考えましたが、
なかなか当たっていたんですよね(笑)
明日は電車の中で頑張ります
2006年3月2日木曜日
超バカの壁 養老孟司
朝日新聞の書評(2006年2月26日)にあるのを見て、珍しく母が読みたい、といって一昨日書店に連れて行ってくれた
それがまた意外にもあっという間に読み終わって私の手元にまわってきた
母は読ませたい本について、必ず「よかったよ。読みやすいし」という
これも御他聞・先例に洩れずそのセリフと共にまわってきた
「バカの壁」をはじめ、養老さんの本は食わず嫌いで、初めて読む。
が、実際読みやすい本だった
また、斎藤隆さん同様古風というか真面目というか、そんな内容だった
思考の一元化で、自分の知っている世界が全てと思い込んでしまうことの危うさは、噂に聞く「バカの壁」の看板とも言えるが、あらためて読んでしまうと自分のことが思いやられた………
ここで受けた印象は、養老さんは、「精神至上主義者」だった
必ずしも行動が伴わないことであっても、頭の中で考えたことに重きを置く人のようだ
これは私も最も同意する感覚で、倫理なんかは、個々人が心の中で常識として持っているべきものだという例も挙がっている(本文では別の文脈ででてきたが)
この本で1番心に残った言葉は、
「日本人は宿命論者と呼べる」
これに私ははっとさせられた
大地震や火山の噴火等に繰り返し苦しめられた結果、財産を全部失ってもすぐに立ち直っている
そもそも宿命論というと、なにもかも予め定められた運命に向かって進んでいく、という(漫画家の)clampとか、「君の名残を」のように、私のお気に入りに見られる思想だ。同時に、私のお気に入りの思想でもある
それが日本人を評した言葉として紹介されるとは、ちょっと嬉しかった
就職前の学生としては、「向いている仕事なんてない、社会から与えられた仕事を一生懸命やるのが自分を活かす」という言葉が胸に染みるようだった
社会にあいている穴(不足している部分)を埋めるという感覚で、社会が必要としている仕事をする
これがあるべき姿だということは、しっかりと心に刻んでおこうと思う
それがまた意外にもあっという間に読み終わって私の手元にまわってきた
母は読ませたい本について、必ず「よかったよ。読みやすいし」という
これも御他聞・先例に洩れずそのセリフと共にまわってきた
「バカの壁」をはじめ、養老さんの本は食わず嫌いで、初めて読む。
が、実際読みやすい本だった
また、斎藤隆さん同様古風というか真面目というか、そんな内容だった
思考の一元化で、自分の知っている世界が全てと思い込んでしまうことの危うさは、噂に聞く「バカの壁」の看板とも言えるが、あらためて読んでしまうと自分のことが思いやられた………
ここで受けた印象は、養老さんは、「精神至上主義者」だった
必ずしも行動が伴わないことであっても、頭の中で考えたことに重きを置く人のようだ
これは私も最も同意する感覚で、倫理なんかは、個々人が心の中で常識として持っているべきものだという例も挙がっている(本文では別の文脈ででてきたが)
この本で1番心に残った言葉は、
「日本人は宿命論者と呼べる」
これに私ははっとさせられた
大地震や火山の噴火等に繰り返し苦しめられた結果、財産を全部失ってもすぐに立ち直っている
そもそも宿命論というと、なにもかも予め定められた運命に向かって進んでいく、という(漫画家の)clampとか、「君の名残を」のように、私のお気に入りに見られる思想だ。同時に、私のお気に入りの思想でもある
それが日本人を評した言葉として紹介されるとは、ちょっと嬉しかった
就職前の学生としては、「向いている仕事なんてない、社会から与えられた仕事を一生懸命やるのが自分を活かす」という言葉が胸に染みるようだった
社会にあいている穴(不足している部分)を埋めるという感覚で、社会が必要としている仕事をする
これがあるべき姿だということは、しっかりと心に刻んでおこうと思う
2006年3月1日水曜日
博士の愛した数式 小川洋子
へびの方で書いたけれど、今日は映画にいきました。
それで見たのがこれ
実は昨日原作書を渡されていて、読もうと思っていたのに、
弟に独占されて結局読めずじまい………
今日読もうと思っていたのに、いきなり米子で映画見よう、だもの
読む時間もないまま、まぁたまには、と思って見に行きました。
映画そのものには満足。
子供のために急ぎ足できびきびと歩く博士の姿は、それまでののんびりした雰囲気とは大違いで、面白かったですね。
家政婦と主、という関係のはずなのに、息子も含めて3人の家族のような姿は、非常にほほえましい。
かわいらしい深津絵里さん、若くていい先生だった吉岡秀隆さん、(この授業は面白そう、一度受けてみたいなぁ)
配役も素敵で、とってもハートウォームフルな映画でした。
おすすめです。。。
と、映画の感想を書いてしまいましたが、その後急いで原作を読みました。
個人的に私は映画よりも原作を大事にしたい人なのですが、この映画はずいぶん原作に忠実なものだったのだと感心しました。
これまで見た映画のうち、原作を知っていたもの(といっても四日間の奇蹟とハリーポッターの1・2作目くらいですが………)はたいてい好みのシーンがなくなっていたり、設定が大きく変わっていたりで不完全燃焼みたいなところがあったのですが、
今回は、筋も間違っていず、ところどころ出てくる野球の話は、むしろ映画の方が感じるところもありました
しかし、
やはり原作好きは止まりませんね。
原作で見られる、江夏豊へのこだわり、
映画では描ききれなかった、原作のエピソードの数々
原作の方が映画よりもより多く、より深いストーリーを紡ぐのは当然のような気もしますが、やはり、一貫性・複線としての各エピソードの役割は原作の方が重く感じられますね
そして、なんといっても、読後の爽快さは何とも言えませんね
原作・映画ともに描かれている、博士の子供に対する強い慈愛の心、そしてとくに原作で強調されている子供の博士に対するいたわり
この、今の日本ではなくなりつつあると思われているような大切な思いが、
かけがえのないものとなって、胸に迫ってくる、感動の一作といえるでしょう。
そして、感動がより深く胸に押し寄せてくるのは、やはり本の方でした
「永遠の真実は心の中にしかない」
星の王子様ばりのこの言葉、大好きになりそうです。
それから、随所に出てくる美しい数学
3角数、オイラーの公式、友愛数、完全数、素数………
これらも非常に美しく見えてきます。
ストーリーとしての役割とともに、(数学が分かる方は特に)数学自体の美しさが際だってきます
それで見たのがこれ
実は昨日原作書を渡されていて、読もうと思っていたのに、
弟に独占されて結局読めずじまい………
今日読もうと思っていたのに、いきなり米子で映画見よう、だもの
読む時間もないまま、まぁたまには、と思って見に行きました。
映画そのものには満足。
子供のために急ぎ足できびきびと歩く博士の姿は、それまでののんびりした雰囲気とは大違いで、面白かったですね。
家政婦と主、という関係のはずなのに、息子も含めて3人の家族のような姿は、非常にほほえましい。
かわいらしい深津絵里さん、若くていい先生だった吉岡秀隆さん、(この授業は面白そう、一度受けてみたいなぁ)
配役も素敵で、とってもハートウォームフルな映画でした。
おすすめです。。。
と、映画の感想を書いてしまいましたが、その後急いで原作を読みました。
個人的に私は映画よりも原作を大事にしたい人なのですが、この映画はずいぶん原作に忠実なものだったのだと感心しました。
これまで見た映画のうち、原作を知っていたもの(といっても四日間の奇蹟とハリーポッターの1・2作目くらいですが………)はたいてい好みのシーンがなくなっていたり、設定が大きく変わっていたりで不完全燃焼みたいなところがあったのですが、
今回は、筋も間違っていず、ところどころ出てくる野球の話は、むしろ映画の方が感じるところもありました
しかし、
やはり原作好きは止まりませんね。
原作で見られる、江夏豊へのこだわり、
映画では描ききれなかった、原作のエピソードの数々
原作の方が映画よりもより多く、より深いストーリーを紡ぐのは当然のような気もしますが、やはり、一貫性・複線としての各エピソードの役割は原作の方が重く感じられますね
そして、なんといっても、読後の爽快さは何とも言えませんね
原作・映画ともに描かれている、博士の子供に対する強い慈愛の心、そしてとくに原作で強調されている子供の博士に対するいたわり
この、今の日本ではなくなりつつあると思われているような大切な思いが、
かけがえのないものとなって、胸に迫ってくる、感動の一作といえるでしょう。
そして、感動がより深く胸に押し寄せてくるのは、やはり本の方でした
「永遠の真実は心の中にしかない」
星の王子様ばりのこの言葉、大好きになりそうです。
それから、随所に出てくる美しい数学
3角数、オイラーの公式、友愛数、完全数、素数………
これらも非常に美しく見えてきます。
ストーリーとしての役割とともに、(数学が分かる方は特に)数学自体の美しさが際だってきます
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