2006年3月1日水曜日

博士の愛した数式   小川洋子

へびの方で書いたけれど、今日は映画にいきました。
それで見たのがこれ

実は昨日原作書を渡されていて、読もうと思っていたのに、
弟に独占されて結局読めずじまい………

今日読もうと思っていたのに、いきなり米子で映画見よう、だもの
読む時間もないまま、まぁたまには、と思って見に行きました。

映画そのものには満足。
子供のために急ぎ足できびきびと歩く博士の姿は、それまでののんびりした雰囲気とは大違いで、面白かったですね。
家政婦と主、という関係のはずなのに、息子も含めて3人の家族のような姿は、非常にほほえましい。

かわいらしい深津絵里さん、若くていい先生だった吉岡秀隆さん、(この授業は面白そう、一度受けてみたいなぁ)
配役も素敵で、とってもハートウォームフルな映画でした。

おすすめです。。。


と、映画の感想を書いてしまいましたが、その後急いで原作を読みました。

個人的に私は映画よりも原作を大事にしたい人なのですが、この映画はずいぶん原作に忠実なものだったのだと感心しました。
これまで見た映画のうち、原作を知っていたもの(といっても四日間の奇蹟とハリーポッターの1・2作目くらいですが………)はたいてい好みのシーンがなくなっていたり、設定が大きく変わっていたりで不完全燃焼みたいなところがあったのですが、
今回は、筋も間違っていず、ところどころ出てくる野球の話は、むしろ映画の方が感じるところもありました

しかし、
やはり原作好きは止まりませんね。

原作で見られる、江夏豊へのこだわり、
映画では描ききれなかった、原作のエピソードの数々

原作の方が映画よりもより多く、より深いストーリーを紡ぐのは当然のような気もしますが、やはり、一貫性・複線としての各エピソードの役割は原作の方が重く感じられますね
そして、なんといっても、読後の爽快さは何とも言えませんね

原作・映画ともに描かれている、博士の子供に対する強い慈愛の心、そしてとくに原作で強調されている子供の博士に対するいたわり
この、今の日本ではなくなりつつあると思われているような大切な思いが、
かけがえのないものとなって、胸に迫ってくる、感動の一作といえるでしょう。
そして、感動がより深く胸に押し寄せてくるのは、やはり本の方でした

「永遠の真実は心の中にしかない」

星の王子様ばりのこの言葉、大好きになりそうです。
それから、随所に出てくる美しい数学

3角数、オイラーの公式、友愛数、完全数、素数………
これらも非常に美しく見えてきます。

ストーリーとしての役割とともに、(数学が分かる方は特に)数学自体の美しさが際だってきます

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